いい人なんだけど…!? 周りから“なぜか嫌われてしまう女性”の特徴3つ
2016年11月25日 | よみものいい人なんだけど…!? 周りから“なぜか嫌われてしまう女性”の特徴3つ

こんにちは。カウンセラーの赤井理香です。
性格は悪くないのになぜか嫌われてしまう女性っていますよね。自然に周りの人に好かれる人がいる一方で、なぜか周囲から浮いてしまったり悪く思われてしまったりする人……。彼女たちはなぜ嫌われてしまうのでしょうか。
そこで今回は、心理学的な視点から“なぜか嫌われる女性”の特徴についてお話しします!

(1)自分の話ばかりする
人は、言葉のキャッチボールがタイミングよく行われ、自分の気持ちを相手に受け取ってもらえたと感じたときに、満足感を得て、また相手に会いたいと思うものです。
それに対し、「もう会いたくない」「話していてもつまらない」と感じるのはどんな人かというと、“自分の話ばかりする人”です。
心理学的には、自慢話ばかりしたり人の話を聞かずに一方的に自分のことだけを話し続けてしまったりする人は、自己顕示欲が強いと言われています。
自分にその傾向があると感じる人は、相手が言葉を発したときに邪魔しないよう、ひと呼吸置くように心がけましょう。
コツとしては、“間を取る”こと。また、相づちを打ったり質問をしたりして、相手に興味を持っていることを示すことも大切です。
そうすることで、「話していて心地よい」「また会いたい」と思われるようになります。
(2)価値観を押し付ける
「世話好きでいつも親切だけど、ちょっと押し付けがましい」と、周りに思われがちなのが、このタイプです。
親切な人ではありますが、自分の価値観を基準にして他人に干渉するため、相手の感情を無視したり傷つけたりして疎ましく思われてしまいがちです。
心理学的に見ると、自分の価値観を押し付ける背景には“承認欲求”が隠されています。
「人に認めてほしい」「私には価値があると信じたい」などの承認欲求は誰にでもあるものですが、それが適度に満たされていれば露骨に外に出ることはありません。
しかし、承認欲求が満たされていない状態が続いていると、他人に干渉して“役に立つ”ことで自分に価値を見出そうとするのです。
最初は親切な人だと思われていたのに、後から段々“重い人”と思われてしまう人は、相手への干渉が“相手のため”なのではなく、“自分のため”の行動だからです。
もし、人に親切にしているはずなのになぜか嫌われてしまう、と感じているときは、カフェでゆっくり本を読んだり趣味に没頭したりして、まずは自分自身を満たすことに意識を向けるようにしましょう。
(3)人との距離感がわからない
「いつも、最初は好かれるのに、気づくと嫌われている」という人は、他人との距離感を誤っている可能性があります。
人懐っこくてノリがいいから、会ってすぐの人とも意気投合して仲良くなれる。
でも、1か月2か月と日が経つにつれ、相手がよそよそしくなったり距離を置かれたりしてしまう……。
そういう場合、ほぼ間違いなく相手との距離が“近すぎる”のです。
どんなに好きな食べ物でも、365日朝昼晩食べ続けたら、だんだん嫌になってきて食べる前からお腹いっぱいで「ごちそうさま」と言いたくなるものです。
人との関係も同じです。
常に行動をともにしたがったり、プライベートなことを根掘り葉掘り聞いたりして近づきすぎると、相手は「もうお腹いっぱいです」と言いたくなるような心境になってしまうのです。
心理学的に見ると、他人との距離を縮めすぎてしまう人は、“自己肯定感”が低いケースが多いです。
自分に自信がなく不安な気持ちが強いため、少しでも自分のことを分かってくれる人がいると相手に依存してしまいます。
女性に多く見られる「トイレには必ず誰かと行く」という、はたから見ると不可解な行動は“不安”と“自信のなさ”が理由なのです。
人との距離感を誤って嫌われてしまう方は、“一人”で行動する機会を増やし、自分一人だけでも楽しめる心を持つようにしましょう。
まとめ
今回ご紹介した“嫌われる女性の特徴”をまとめると、
(1)自分の話ばかりする
(2)価値観を押し付ける
(3)人との距離感がわからない
ということになります。この3つの特徴からもわかるように、「いい人なんだけどね……」と、言葉を濁されてしまう人の多くは、好かれようとしているのにやり方を間違っているケースが多々あります。
「好かれよう」「よく思われよう」として自慢話ばかりする人よりも、言葉は少ないけれど、話を聴いてしっかり受け止めてくれる人の方が、次もまた会いたくなるものです。
もし、周囲とうまくやっていきたいのにうまくいかないと感じている方は、自分が“よく思われよう”と努力するのではなく、“相手はどう感じているか”を理解することに意識を向けてみると良いかもしれませんね。
「人は人。自分は自分」と、時には割り切り、時には空気を読みつつ、心地よい関係を築いていきたいですね!
●ライター/赤井理香(働くママ応援家)
●モデル/沖まりね