おでんはNG! 夫に「おかずじゃない」と言われてイラッとした料理7つ
2016年11月23日 | よみものおでんはNG! 夫に「おかずじゃない」と言われてイラッとした料理7つ

こんにちは、ママライターの木村華子です。
11月も後半になり、ずいぶん冷え込むようになりました。夕暮れ時の買い物で子どもたちに「今晩は何が食べたい?」と聞くと、「クリームシチュー!」のリクエスト。
寒い日のクリームシチューっておいしいですよね。私も大好物です。しかし、わが家にはある問題が……。それは主人の『クリームシチューはおかずではない!』という意見です。
クリームシチューをおかずに育ってきた私にとって、この主張はまさに驚天動地。「おかずだよ! むしろ、ご馳走だよ!」という私に対し、絶対作るなという主人……。
新婚生活の中しばらく続いた私たち夫婦の冷戦は、“クリームシチューは主人が出張時限定のメニューとする”という決まりが定められるまで続きました。
結婚とは、それまで違った習慣や価値観を持って暮らしていた者同士が共に生活をスタートすること。互いの主張が異なれば、譲り合えるポイントをすり合わせながら家族となっていくものです。
私たち夫婦にとっては、このルールが譲渡しあえるラインでした。それでも、突発的に食べたくなる冬の夜のクリームシチュー。なんとかクリームシチュー欲を満たすために「肉じゃがなら……」と我慢する日々です。
毎日の献立を決定するママたちの中には、私と似たような経験を持つ方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、現役ママたちへ『夫に「おかずにならない」と言われてイラッとしたメニュー』についてのインタビューを行ってきました。

(1)おでんなら、むしろ食べないほうがマシらしい
『私はおでんが大好物。子どものころから大好きで、家に帰って夕飯がおでんだったときにはガッツポーズしていたくらい。ところが主人は真逆で、夕飯におでんが登場した日には「もう、むしろ夕飯抜いてもいいとさえ思えた」らしい。結婚以来、家でおでんを作ったことがない。おでんが恋しい……』(30代・結婚8年目)
寒い日のおでんが食べられないなんて……心中お察しします。しかし、おでんと言えば“おかずにならないおかず”の話題に必ず登場するレギュラーメンバーですよね。
結婚を機におでんと距離を置かざるを得なかった方も少なくないのかもしれません。
(2)肉じゃがはダメなくせに、すき焼きはOKという意味のわからなさ
『金時豆やかぼちゃの煮物など、甘いものがおかずにならないと言う夫。あるときキッチンで肉じゃがに砂糖を入れているシーンを目撃して以来、「砂糖を入れてるおかずなんて、おかずじゃない!」とか言い出した。それまで平気で肉じゃがを食べていたくせに、今ではすっかり肉じゃが嫌いに。すき焼きは大好きなくせに。無知すぎてウンザリする』(20代・結婚5年目)
これは……。クッキングに精通しなさすぎて起こった悲劇ですね。和食には砂糖がビシバシ使用されている事実を知ったとき、このご主人はどうなってしまうのでしょうか。
すき焼きの素で肉じゃがを作るシーンをお披露目してみてはいかがでしょう?
(3)サツマイモ料理はオヤツらしい……
『甘くて子どもに大人気のサツマイモ。でも、旦那にとってはオヤツらしい。天ぷらや大学芋はもちろん、豚汁に入れるサツマイモまで許してくれない。私はサツマイモ好きなのにな……』(30代・結婚6年目)
肉じゃがご主人に似た“甘いものはNG系”パターンです。豚汁に入ったサツマイモと七味唐辛子が織りなすハーモニーを知っての狼藉なのでしょうか。ともあれ、甘いものをおかずと思えない方は多いようです。
(4)魚をおかずにしたいなら、焼け
『わが家では刺身がおかずではなく、おつまみの立ち位置にいる。旦那曰く、「魚をおかずにしたいなら、焼け」とのこと。でも寿司は好んで食べてる。意味がわからない』(30代・結婚5年目)
ごめんなさい。これに関してはご主人に同意してしまいました。好みもあるのでしょうが、暖かいご飯にお刺身って……少し気持ち悪く感じてしまいます。
そしてご主人同様に、お寿司には抵抗を感じません。酢飯はおいしいですよね。
(5)コロッケがおかずじゃないなんて!
『クリーム系がおかずにならないというのなら分かる。だから夫がカニクリームコロッケを食べてくれなかったとき、そういう人なんだと思っていた。ところが、何コロッケを作っても夫の箸は進まない! なぜなのか聞けば「コロッケ自体がおかずにならない」と言う。そんな人がいるのか! と驚いた』(40代・結婚11年目)
年齢を重ねると脂っこいものをたくさん食べられなくなります。加えてコロッケに使うジャガイモには炭水化物が多く含まれているので、おかずと見なせないという意見もあるようです……が、コロッケがおかずじゃないなら、何だというのでしょう。
揚げ物は手間がかかる分、食べてくれないときのショックも大きいですね。
(6)豆腐に味がないと豪語する夫
『冷奴や湯豆腐など、豆腐はおかずにならん! と言われたことがある。醤油やポン酢などの調味料でご飯を食べてるようなものなんだって。豆腐っておいしいのにな〜。男の人って、濃い味じゃなきゃ味を感じられないのかもしれない』(30代・結婚2年目)
たしかに! 今回のインタビューで感じましたが、ノミネートするおかずは共通してパンチのないメニューばかりです。
濃い味でなければ受け入れられないのは、お酒の席で口にするおつまみに慣れてしまったせいなのでしょうか。不健康な原因が見えてきました!
(7)グラタンだめって言われて、結婚したことを後悔した
『グラタン大好き人間の私。ソースもチーズもマカロニも、グラタンには私の大好物が詰め込まれてる……のに、旦那にとってグラタンはご馳走でもおかずでもないらしい。旦那は大好きだけど「夕飯にグラタン出すの、止めてほしい」って言われたときは少し結婚を後悔した』(20代・結婚4年目)
「オーバーな……」と笑う方もいらっしゃるのでは? しかし、食生活のズレは想像以上に大きなストレスです。
ご主人がおかずと認定してくれないメニューが、もしも自分の大好物だったら……これは一生にまつわる大問題。これから続く夫婦生活の中で、どうにかお互いが納得できる妥協点を見出してほしいところです。
“おかずと思えないおかず”は、事前に申告しておいて欲しい
せっかく作った食事に対してケチをつけられると腹がたつものです。しかし、もしも自分が夫の立場だったなら……。
帰宅後に苦手なおかずの香りを察知してテンションが下がってしまうのも頷けますね。例えば私の場合、お刺身がおかずとして登場すればきっとガッカリするはずです。
献立の決定権を握る立場である以上、妻は家族の好みに配慮しなくてはいけません。異なる家庭で育ってきた他人と暮らすということは、きっとそういうことなのでしょう。
「できれば作る前に教えて欲しかった……」というケースもあるので、世の中の彼氏・ご主人は、ぜひ事前に“おかずと思えないおかず”を申告しておいていただけないでしょうか。
●ライター/木村華子(ママライター)