反対派が7割超え! マンションのベランダで喫煙することへの意識調査
2016年11月3日 | よみもの反対派が7割超え! マンションのベランダで喫煙することへの意識調査

嫌煙の波が強まり、タバコが吸いづらい世の中になりつつあります。
外出先ではもちろん、自宅でもタバコが制限され、唯一と言ってもいい心休まる場所が”ベランダ”という人も少なくないでしょう。
しかし、ベランダとはいえ無制限に喫煙が許されるわけではなく、隣人のベランダ喫煙が原因で窓を開けられないという家庭もあるようです。
喫煙者からすれば、肩身の狭い思いをしてベランダで吸っているということもあるでしょうが、嫌悪感を持つ人も多い様子。
そこで、パピマミ読者のみなさまに「マンションのベランダで喫煙することをどう思う?」というアンケートを実施しましたので、その結果を見ていきたいと思います!

マンションのベランダで喫煙することをどう思う?
・1位:窓を開けると部屋の中が臭くなるからやめてほしい……42%(46人)
・2位:洗濯物に臭いがつくからやめてほしい……27%(30人)
・3位:どうしても家の中で吸えない事情があるなら仕方ない……11%(12人)
・4位:何とも思わない……10%(11人)
・5位:吸い殻をポイ捨てしないなら吸ってもいい……6%(7人)
・6位:火事の原因になるからやめてほしい……4%(4人)
※有効回答者数:110人/集計期間:2016年10月31日〜2016年11月1日(パピマミ調べ)
窓を開けて入ってくる煙がイヤという人が多数
『タバコは吸ってるその場だけじゃなくて煙が流れてきて周囲が迷惑。窓も開けられないし本当にやめてほしいです』(30代女性/主婦)
『ベランダならオッケーと思っている人が信じられません。隣の部屋まで煙はくるし、自分のことしか考えてないんでしょうね』(20代女性/大学生)
タバコを吸えば、当然周囲に煙が広がっていきます。
喫煙する本人はベランダで吸うときに窓を閉めることで自宅への被害を防げますが、隣に住む人からすればいつ隣人が吸うのかもわからず、窓を開けていればニオイの被害に。
周囲の人からすれば、ベランダで吸う行為すら自分勝手なものだと感じられるでしょう。
リラックスできるはずの自宅が、隣人のベランダ喫煙のせいでストレスの溜まる場所となってしまうのは耐えられることではありません。
洗濯物へのにおい移りに嫌悪感を抱く人も
『ベランダは洗濯物を干す場所だってわかるはずなのに、そこで堂々と臭いタバコを吸う神経が信じられない』(30代男性/営業)
『仕事から帰ってきて洗濯物を取り込むときにタバコのにおいがする。隣の人がベランダで吸ってるんだと思うけど、洗った気がしなくて何度も洗い直したことがある』(30代女性/アパレル)
多くの人が、ベランダを洗濯物を干す場所として使っていますよね。
そんな場所でにおいのキツいタバコを吸われてしまっては、洗ったばかりの洗濯物がタバコ臭で台無しに。
室内で吸えないからベランダで吸っているのだと思いますが、隣のベランダに洗濯物が干してあるから吸うのをやめようとする人はおそらくほとんどいないでしょう。
洗濯物に付着するニオイは、空気中に漂う煙以上に嫌なものかもしれません。
「理由によっては仕方ない」とする人はわずか
『小さい子どもがいる家庭なら「子どもに煙を吸わせたくない」という気持ちはわかる』(30代女性/主婦)
『奥さんが妊娠中とかいう事情があるなら許せるかも。でも、だからといってタバコの煙を他人の家に漂わせていいことにはならない。喫煙所で吸って帰ってくるとかやりようはあるはず』(20代男性/編集者)
妊娠中の妻や産まれたばかりの赤ちゃんなど、家の中に煙を吸わせたくない人がいるという理由で、ベランダ喫煙をする人もいるでしょう。
副流煙の健康被害も、成人と比べれば影響は大きいと言えるかもしれません。
しかし、ベランダで吸うということはその被害を他人へ転換しているだけに過ぎず、被害者がいなくなるわけではないのです。
仕方ないとする人も、手放しで受け入れているというわけではないはず。
人に迷惑をかけない吸い方は他にもあるはずで、自宅の事情を盾にベランダ喫煙を肯定的に捉えるのは良いこととは言えないでしょう。
いかがでしたか?
肩身の狭い思いをする愛煙家が被害者かのように語られることもありますが、喫煙マナーの悪い人がいれば煙たがられるのは当然のこと。
他人に迷惑をかけることで、結局は自分の首を絞めていることにもなるのです。
特にベランダという場所は自分の空間と他人の空間の境界があいまいな部分とも言えます。
自分勝手な吸い方をしている人はもちろん、気を使って吸っているという人も、いま一度喫煙マナーを見直すべきかもしれません。
【参考リンク】
・【アンケート結果(1位〜6位)】マンションのベランダで喫煙することをどう思う?
●文/パピマミ編集部