国が半額を補助!? ベビーシッターを安心して利用するための注意点8つ
2016年10月13日 | よみもの国が半額を補助!? ベビーシッターを安心して利用するための注意点8つ

こんにちは、子育て研究所代表の佐藤理香です。
2016年9月30日、厚生労働省が2017年度から子育てサービスを拡充するということが報道されました。
ベビーシッターを利用したときの費用の半額を、国が補助するなど画期的な内容になっています。
都心部では待機児童が集中していますので、子育ての受け皿となり、ママたちが外で働きやすくなることを願います。
このベビーシッターサービスは賛否両論あるものの、徐々に定着しつつあります。
Web上で個人のシッターと家庭をマッチングするサイトも多数でてきています。一方で、不安視する親も多いのが現状です。
今回は、ベビーシッターを利用するときの注意点をお伝えします。

(1)まずは情報収集を
第一のポイントは“信頼できるかどうか”という視点をもつことです。利用料が安い、気軽に頼める、予約が簡単だというのは二の次です。
情報収集にあたっては、市区町村の情報や『公益社団法人全国保育サービス協会』に加盟している会社のリストなどを活用するのがおススメです。
緊急で一時預かりが必要な場合や、ひとり親への支援が必要な場合は、まずは居住地の自治体に相談してみましょう。
割安で(場合によっては負担なしで)多方面の支援が受けられるケースがあります。
(2)事前に面談しよう
実際に子どもを預ける前に、シッターと面会することを強くおススメします。
最近では、初対面のシッターでもインターネットで簡単に予約できるサービスが増えました。
予約はネットでも、保育は現場で行われます。子どもを預かる方針や心構え、危機管理等について質問して、信頼できる人かを見極めましょう。
子どもを預ける当日は、事前に面会したシッター本人に直接子どもを預けるようにすると確実です。
(3)事業者名、氏名、住所、連絡先、登録証、保険を確認
実際に預ける際には、事業者名、シッターの名前、住所、連絡先、登録証や保険を必ず確認します。
緊急用の連絡先はシッターの携帯電話であることも多いので、合わせて確認しましょう。
個人のシッターの場合は、保険に入っていないこともあります。万一に備えて、保険に入っているかを確認するのは必須です。
また、シッターの身分証明書のコピーをもらうようにするとよいです。
シッターが保育士や認定ベビーシッターの資格を持っている場合は、保育士登録証や認定ベビーシッター資格登録証の提示を求めましょう。
(4)保育場所の確認をする
預かってもらう場所が自宅以外である場合は、事前に見学しておきましょう。
子どもにとって初めての場所は不慣れな分、危険が大きくなります。子どもの保育に適切な場所かどうかを確認しましょう。
(5)預けているあいだもチェックする
シッターに預けているあいだも、子どもの様子を確認するために電話したり、メールしたりするなどコンタクトをとるようにします。
最近では、預けている様子をテレビ電話で保護者だけに公開するようなサービスもあります。
(6)緊急時に対応できるようにする
子どもの体調が急変したり、大きなケガをしたりなど緊急事態が生じた際に、シッターからすぐに連絡を受けることができる体制を整えましょう。
仕事場の連絡先、外出先などをシッターに伝えておくことで、万一自分が電話に気づかない場合でも救われることがあります。
(7)保育の様子を聞く
子どもの引き渡しを受ける際に、保育の様子を教えてもらいましょう。
どんなことをして遊んだのか、トイレ事情はどうだったかという保育の内容や子どもの様子について報告を受けましょう。
(8)不満や疑問は率直に伝える
シッターや保育内容、会社の方針に対する不満や疑問が生じた場合は、シッターを派遣した事業者等に伝えましょう。
不満や疑問を率直に伝えることで、次回からのサービス改善につながり、子どもによりよい保育環境を提供できます。
いかがでしたか?
ベビーシッターは、保育の質を確保するのが大変、よい人材を探すのが難しいというデメリットもありますが、時間の融通がききやすかったり、突発的なことに対応してくれたりするのが大きなメリットです。
ポイントをおさえて安心して利用できるとよいですね。
【参考リンク】
・ベビーシッターなどを利用するときの留意点 | 厚生労働省
・公益社団法人全国保育サービス協会 加盟会社リスト
●ライター/佐藤理香((株)子育て研究所代表)
●モデル/神山みき(れんくん)