歯磨きだけじゃない!? 子どもの虫歯を効果的に予防するコツ3つ
2016年9月27日 | よみもの歯磨きだけじゃない!? 子どもの虫歯を効果的に予防するコツ3つ

【ママからのご相談】
こんにちは。先日の1歳半健診の際、歯垢染色剤を使った検査で、子どもの歯の汚れが落としきれていないと注意されました。
幸い虫歯は見つからなかったものの、毎日ていねいに歯磨きをしているつもりだったのでショックです。日々の歯磨きはもちろんですが、他にプラスアルファで虫歯を予防できる方法があれば安心です。ぜひ教えてください。
歯科検診に定期的に通いましょう
こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターのなかやまあぽろです。
離乳食が完了し、食べられるもののバリエーションが増えると子どもはなんにでも興味を持ち、食べたがりますね。
また、1歳を過ぎると好き嫌いも出てくるころなので食べむらも目立ち、ママは食事のたびに一苦労なんてことも。
そして平行して心配なのが子どもの虫歯です。私たちが視覚で判断できないことを、専門機関の方に指摘されるとドキリとしますよね。
ご相談者様のようにショックを受けたとしても、定期的に大人も子どもも歯科検診を受けることで、虫歯予防への意識を保ち続けることができるものです。
今回は歯科医師の方の指導をもとに、歯磨きをするタイミングでできる虫歯予防のポイントをまとめました。ぜひ参考にしてくださいね!

食事の後はすぐに歯磨きを!
“歯磨き”は、虫歯予防の基本中の基本です。でも、磨くタイミングを間違えるとあまり虫歯予防の効果が期待されません。
食事後の口内環境は、虫歯菌のエネルギーとなる食べかすや、歯を溶かす原因の酸でいっぱいです。
特に、歯が酸に長時間さらされている状態が危険だと言われています。食べ終わったらすぐ磨くことを、親子で習慣にできるといいですね。
また、夜に寝る前の歯磨きは特に丁寧にしたほうがいいそう。一日の汚れをしっかり落とすことにより、寝ている間に虫歯菌が活動するのを防ぐことができます。
就寝前の歯磨きは、小さなお子様と大切なコミュニケーションの時間を取ることにも一役買いますね。
食べる量や物ではなく、食べる回数に注意して
前出のとおり、歯が酸に長時間さらされている状態はとても危険です。だらだら食べるのではなく、1日3回規則正しく食事をすることが虫歯予防にもつながります。
おやつに甘いお菓子は食べさせない、というママもたくさんいると思いますが、あまり神経質にならなくてもよいのだとか。なぜなら子どもの成長に適度な糖分はかかせないからです。
子どもに必要な栄養やエネルギーは3食では補え切れないと言われていますので、食べ方や量、タイミングに注意すれば、与えてもよいとされています。
また、おやつや間食は時間を決め、ジュースではなく酸を流す役目となる水や麦茶なども一緒に与えるのがポイントです。
よく噛むことによってできる虫歯予防
食事はよく噛んで食べる習慣を身につけることも大切です。噛むことによって唾液がたくさん分泌され、歯に付着した食べかすや酸を洗い流してくれます。
そのために噛みごたえのある食材を使ったり、親子で食事を取るときは「よく噛んで食べようね」などと声かけをして、噛むことを意識した食事ができるといいですね。
いかがでしたか?
お子様にかかるストレスも少なく、毎日の生活の中でほんの少し習慣を変えるだけでも、虫歯予防になるアドバイスばかりでした。ぜひ今日からお試しください!
【参考文献】
・『Happy-Note夏号 2016 Vol.47』ミキハウス子育て総研株式会社・発行
●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
●モデル/神山みき(れんくん)