決め手は何? ママたちが“2人目の出産”を決断したポイント3つ
2016年9月16日 | よみもの決め手は何? ママたちが“2人目の出産”を決断したポイント3つ

【ママからのご相談】
こんにちは。いま、3歳の子どもがいます。やんちゃな盛りではありますが、言葉でのコミュニケーションも随分ととれるようになって、楽しい日々です。
最近では「弟が欲しい」「妹が欲しい」と言われるようになりました。私自身、2人目を望む気持ちもありますし、年齢を考えればそろそろ決断しなければいけないのですが、なかなか踏み切れません。
2人目を出産された方たちは、何が決め手になって産むと決められたのでしょうか。
決断のポイントは“実現可能性”が高いと思えるかどうか
こんにちは、ライターの佐原チハルです。
出産経験があり、2人目について「どうしようかな」と考えたことのある人であれば、おそらく耳にしたことがあると思われる“2人目の壁”という言葉。
『一般財団法人1more Baby応援団』の調査によると、理想の子どもの数は「2人」と答えた層が一番多いにも関わらず、2人目の出産には64.8%もの人が「ためらいを感じている」のだそう。
そこで今回は、2人目の出産を決断できた人たちに、その決め手が何だったのか尋ねてみました。

(1)「この人とならもう一人育てられる」と思えた
『旦那は1人目が新生児のときから、普通に育児も家事もしているので、この感じならもう1人増えても大丈夫かな、と自然に思えた』(30代・ワーキングマザー)
『夫と子どもとが一緒に過ごしているのを見ると、すごく幸せな気持ちになれる。夫が子どもから信頼されているのがわかるので。私の実家の両親はダメ人間なので、ロールモデルがいないというか……子どもの育て方に対して自信を持ちきれないのですが、夫がちゃんとしてくれているから「2人で育てるんだし、まぁ大丈夫かな」と思えます』(30代・ワーキングマザー)
子育ては、1人で行うのはとても難しいものです。「2人目が持てるかどうかは、一緒に育てていくパートナー次第」という考え方には納得がいきますね。
(2)子どもに「妹・弟がほしい」と言われた
『うちの子はおままごとが好きで、ぬいぐるみを相手にお兄ちゃんになりきって遊んでいることが多いんです。様子を見ていたら、ぽそっと「弟がいたらなぁ」と言われてしまって。その夜、夫と家族会議をして、子どもの気持ちをもう一度聞いてみたりもして、決断しました。生まれてくるのは妹の予定なんですが、楽しみにしてくれています』(30代・ワーキングマザー)
『最近、保育園のお友達に下の子が生まれてお姉ちゃんになったみたいなんです。お友達がすっかりお姉ちゃん風になっていたのを見て、うちの子も妹が欲しくなったみたい。2人目はどうしようか悩んでいたのですが、その様子を見て、がんばってみようかなと思えました』(20代・ワーキングマザー)
家族が増えるかどうか、というのは、ママ・パパだけでなく、今いるお子さんにとっても大事なことです。お子さんの気持ちにも耳を傾けてみるというのは、大切なことなのかもしれません。
(3)経済面で「なんとかなる」と思えたとき
『うちの自治体、今年は公立の保育所が増えて求職中の人でも認可に入れていたんです。これなら、2人目を産んだあと「保育園に入れない! 困った!」って事態にはならないだろうと思えて、決断できました』(20代・ワーキングマザー)
『少し前に旦那が転職して、仕事が安定したんです。それまではいわゆるブラック企業につとめていて……。今も忙しくはしていますが、休日もちゃんとあるし、ちゃんと忙しいなりのお給料ももらえています。やっと“家族らしい”生活を送れる基盤ができました。私ももうすぐ仕事に復帰する予定なので、今は2人目を授かってもなんとかなるかも、と思えています』(20代・育児休暇中のママ)
『一般財団法人1more Baby応援団』の調査でも、2人目の壁を感じる原因として、85.1%の人が“経済的な理由”をあげているそうです。
育児は生活ですから、経済的に厳しいとなれば、2人目を決断できないのも当然ですね。
2人目を決断できる理由はさまざまですし、決断したところで本当に授かれるかどうかはわかりません。“2人目不妊”という言葉もあります。
その一方で、「決断なんて特にしてないけど授かった」ということもあるでしょう。
2人目を望む人たちが不安なく子どもを授かれるようになり、安心して育てられるようになるといいですね。
【参考リンク】
・“2人目の壁”の“壁”って何? | 一般財団法人1more Baby応援団
●ライター/佐原チハル(フリーライター)
●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)