出産は夫婦いっしょに!妻が臨月を迎えたら夫がすべき4つのこと
2016年8月8日 | よみもの出産は夫婦いっしょに!妻が臨月を迎えたら夫がすべき4つのこと

妊婦のママを持つパパにとって、出産はママが頑張るもの、男性はそれを応援するだけと思い込んでいませんか?
妻が万全の体制で出産を迎えられるよう夫がすべきこと&できることはたくさんあります。
今回は、臨月(妊娠37週)を迎えたらパパがすべき4つのことをご説明します。特に、初めての赤ちゃんを迎える初産のパパはぜひ参考にしてくださいね。
1.入院~退院までの流れを復習
出産は突然始まるもの
陣痛は突然。出産に向けてのカウントダウンが始まります。出産予定日という目安はありますが、1〜2週間の誤差があることは珍しくありません。37週を超えたらいつ出産が始まっても良いように、心の準備をしておきましょう。
何があっても落ち着いて行動するためには入念な準備が不可欠です。そして妻の陣痛が始まったときパパがそばにいるとは限りません。さまざまなケースに備えて情報を整理しておきましょう。
- ・タクシーの連絡先を調べる(病院への交通手段)
- ・パパは電話を必ず受けられるようにしておく、仕事を抜けられるようまわりの協力を得
て段取りしておく - ・ママの入院グッズがどこにあるか確認
- ・陣痛が始まったら誰にいつ連絡するかママに確認
出産費用の用意
入院~退院までの流れを把握するため、ママは病院からもらう入院案内・分娩案内などのパンフレットに目を通しておくと安心です。
入院中のパパの行動は、立ち合い出産をするかどうか、里帰り出産かどうかによって大きく異なりますが、費用については必ずパパが確認しておきましょう。
出産費用や入院費用の総額は、分娩方法や分娩日時、個室かどうかなどで異なりますが、多少の現金は用意しておくに越したことはありません。事前にママと相談して持参すべき金額を把握しておきましょう。
2.陣痛と出産はママと赤ちゃんを最優先に
苦しむママを精一杯応援する
初産では、陣痛が始まってから出産するまでの平均は10~12時間と言われています。あくまで平均なので、「まる2日かかった」という声や「破水してから5時間で生まれた」という声もありさまざまです。
陣痛の痛みはまさに激痛で、どんなに我慢強い方でも痛みに苦しむ姿を目にします。目を離さずしっかりとそばで応援してくださいね。ときにはママから八つ当たりされることもあるかもしれませんが、それもすべて激痛のせいです。
また、立ち合い出産の場合はかなりの出血をともなうこともありショッキングな場面を目にすることも。うろたえてしまわないよう心構えをしておきましょう。
家の掃除と洗濯をしておく
無事出産が終われば、ママと赤ちゃんは4〜5日程度の入院期間を経て退院します。退院に備えて家の掃除・洗濯は必ずやっておきましょう。
洗濯や料理の途中で陣痛がきて病院へ行ったというケースも少なくありません。出産で体力を消耗したママと新しい家族である赤ちゃんを、整った家で出迎えてあげましょう。
3.退院後の家事分担を考える
出産後のママは授乳に追われます。母乳かミルクか混合かによって授乳頻度は異なりますが、退院後~生後1ヶ月は1〜2時間おき、生後2ヶ月で2〜3時間おき、とママはゆっくり寝る暇もありません。授乳とオムツ替えで1日が瞬く間に過ぎていくのです。
また、育児に加えて日常の家事である掃除・洗濯・食事の準備などもあり、ママの疲労度は計り知れません。
掃除・洗濯・料理・買い物のどれか1つだけでもできるようになっておくといいでしょう。 簡単なものでは部屋の掃除・洗濯と洗濯物の取り込みです。パパも仕事で疲れているかもしれませんが、出産後のママを気遣えるのはパパしかいないのですから。
4.どーんと構えてママを不安にさせない
産後の疲れやストレス、プレッシャーが原因となり発症する「産後うつ」。1~2割もの女性がかかると言われています。それほど出産は女性の体に大きな影響を与えるということ。
そして妊娠中のママも、お腹の子供と会うまでは「元気に生まれてくれるだろうか」と毎日不安を感じているものです。
パパは出産前も出産後も、どーんと構えてママを不安にさせないようにしてください。「きっと大丈夫」「何かあっても僕がそばにいる」といった精神的な支えはママの心の安定につながります。
妻が臨月を迎えたら夫がすべき4つのことをご説明しました。
- ・いつ陣痛がきても対処できるように入院~退院までの流れを把握しておくこと
- ・分娩のときはママを励ますこと
- ・退院後の家事分担を考えて家事をマスターしておくこと
- ・ママを安心させてあげること
出産は誰しも不安がつきまとい、無事出産した後もバタバタとした時間の中では思い通りにならないこともたくさん出てくるかもしれません。
ただ、1つ目標にしていただきたいのが3ヶ月です。赤ちゃんは3ヶ月になると授乳間隔も長くなり、首が座りニコニコ笑ってくれるようになります。まずは3ヶ月、夫婦で無事乗り切れるようパパもできる限り頑張りましょう!
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●文/パピマミ編集部