心当たりがある? 被害者夫が語る“妻からのメンタルDV”体験談3つ
2016年7月29日 | よみもの心当たりがある? 被害者夫が語る“妻からのメンタルDV”体験談3つ

こんにちは、ママライターの広瀬まおです。
みなさんは、『メンタルDV』という言葉をご存じですか? 一昔前まで、DVというと“男から女へ”というイメージでした。
「俺が稼いでやってるんだぞ!」と暴力を振るう男と、それに泣いて耐える妻という昭和ドラマではある意味定番のやりとりが現実に存在しました。
昨今では他にもさまざまなケースのDVが認知されてきています。その中でもとりわけ有名になっているのが、『精神的モラハラ(=メンタルDV)』です。
これまでは“DV”と聞くと、体の傷が注目されがちでしたが、近年では心の傷にもスポットが当てられるようになってきたのです。
具体的なメンタルDVとして、
・無視
・陰口
・家族の前で悪しざまに言う
などが挙げられます。これらの精神的なDVを行う人の中には、女性も少なくないといいます。
つまり、“妻から夫へ”DVが行われるケースが増加してきているのです。
妻の嫌がらせや嫌味にじっと耐える夫たち……。今回は、“妻から受けたメンタルDV”の実態について、中学校入学前までの子どもを持つパパ10人に聞いてみました!
以下のエピソードは許可を得て紹介させていただいております。

(1)バンバン小言を言ってくる
会社員のDさんは3歳と新生児の子を持つお父さん。奥さんは専業主婦で、自宅で二人の面倒を見ています。
『ストレスがたまっているのは分かるけど、帰ったらすぐに小言の嵐。ちょっとネクタイをソファに置いただけですぐに片付けろと言う。二人の面倒が大変だろうから、たまには息抜きしてくればと言っても、僕を信用できないというんです。誰かに言うほどのことではないんですが、毎日これだとたまりません』
(2)機嫌が悪くなると無視。理由を聞いても無視
商社に勤めるAさんは、幼稚園に通うお子さんを持っています。奥さんは時々パートに出ることもあるそうです。
『朝起きたときや帰ったときに、あいさつをしても無視されることがあります。子どもをはさんでの会話はするのですが、夫婦間ではなし。理由を聞いても、答えてくれません。悪いことをしたなら謝りたいのに、そのチャンスもないのはつらいですね……。数日すれば元通りなので、嵐の期間だと思って耐えています』
(3)よそのお父さんと比較してくる
会社員のTさんは、小学校3年生のお子さんを持っています。奥さんは専業主婦で、学校行事に積極的に参加しているそうです。
『うちの会社は休みが不定期で、他のお父さんのように学校行事に参加するのが難しいんです。運動会も何度も念を押してやっと休みをもぎとれるほど。他のお父さんは出てるのに、と何度も言われるのはキツイです。俺だって、正直行けるものなら行きたいのに……』
いかがでしたか?
「えっ、これもメンタルDV!?」「これくらい言っちゃうよ」というケースも多いのではないでしょうか。実は私もちょっとは心当たりがあります……。
いじめ問題と同じで、当事者にとってはささいなことでも、される側にとってはつらいことがあります。
まして、家庭という場では鬱憤が蓄積しがち。互いのイライラをぶつけるのではなく、不満点と改善案を話し合える空気を作れるといいですね。
●ライター/広瀬まお(コピーライター)