優先順位は? 赤ちゃんの予防接種スケジュールを立てるポイント5つ
2016年7月26日 | よみもの優先順位は? 赤ちゃんの予防接種スケジュールを立てるポイント5つ

【ママからのご相談】
生後2か月になる赤ちゃんがいます。
初めての予防接種を控えているのですが、1歳までに接種するワクチンの数が多いことにびっくりし、またそれぞれ回数や接種の間隔も違うので、今後のスケジュールが立てられるか心配です。
予防接種のスケジュールを立てるときのポイントがあれば教えてください。
分からないことがあれば医師とよく相談を!
ご相談ありがとうございます。ママライターのなかやまあぽろです。
わたしの周りにも、予防接種で悩んでいるママさんはたくさんいます。わたし自身も、最初はワクチンの名前を覚えるのに一苦労でした。
赤ちゃんの体調が悪くスケジュール通りに接種できなかったということも普通なので、あまり心配なさらないでくださいね。
幸いわたしの出産した産院では、退院時に2回目の予防接種までのスケジュールを組んでくださったので初めは安心でした。
しかし、3回目以降は自分で計画を立てるのがやはり心配で、かかりつけ医と1対1で指導してもらうようにしました。
病院によっては電話やメールで相談ができたり、外来診察の時間に医師と打ち合わせができたりすることもあるので、ぜひ病院に確認してみてくださいね。
今回は、わたしがかかりつけ医から受けた、スケジュールの計画を立てる際のポイントを5つにまとめてご紹介します。ぜひ参考にしてください。

予防接種のスケジュールを立てるポイント5つ
(1)同時接種で効率よく
最近は自治体などによる集団での接種は徐々に減っていて、出産した病院やかかりつけの小児科などで個別に接種する場合が多いようです。
その場合ほとんどの病院で、一度に複数のワクチンを同時接種できます。
何度も赤ちゃんを病院に連れて行くのは、赤ちゃんにもママにも負担になってしまい大変ですから、同時接種を念頭に置き、かかりつけ医とよく相談しながらスケジュールを立てましょう。
(2)ワクチンごとの接種間隔には十分注意を
ワクチンの種類によっては、中6日以上空ければいいという比較的短い間隔のものや、中27日以上空けなければ他の種類のワクチンが接種できないワクチンなどさまざまです。
接種回数が増えていくとあやふやになりがち。少しでも不明確なことや不安があれば、必ずかかりつけ医と相談し、そのつど確認するようにしましょう。
(3)重症になりやすい病気を優先
小さな赤ちゃんがかかると重症になる病気は、主にロタウイルス、ヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合、麻疹・風疹などと言われています。
これらのワクチンを優先して接種するようにしましょう。
また、季節性や流行を考えてワクチンを接種することもポイントです。インフルエンザは生後6か月から接種可能とされています。
流行する前に、なるべく家族全員で接種することがポイントです。
(4)赤ちゃんの体調を最優先させる
赤ちゃんの体調が悪くては、せっかくスケジュールを立てていても接種することはできません。接種前日から赤ちゃんの体調をチェックしましょう。
(a)機嫌はいいか
(b)食欲は普段通りか
(c)尿や便の回数や様子に異常はないか
(d)体温は高くないか
(e)皮膚に発疹などの症状がないか
以上のチェック項目で、ひとつでも気になることがあったり、その他の症状でママ自身判断できなかったりする場合は、当日の問診で相談することがポイントです。
(5)集団生活に入る場合は、接種するワクチンの順位を決めて
赤ちゃんが保育園などの集団生活に入る予定がある場合は、集団で流行しやすい病気のワクチンを優先して接種することがおすすめです。
ロタウイルスやおたふくかぜ、水ぼうそうが当てはまると言われています。
これらは、感染すると比較的長期間、保育園などをお休みしなければならないので、優先順位を決めて接種しましょう。
予防接種で免疫をつくることによって、万が一感染し発症しても、軽い症状で済ませることができると言われています。
まずはママをはじめ、パパも一緒に正しく予防接種について理解し、赤ちゃんの健康を家族で守っていけるといいですね!
【参考リンク】
・予防接種スケジュール | Know VPD!(PDF)
●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)