スキンシップを工夫! 赤ちゃんがたくさん話せるようになるコツ5つ
2016年6月24日 | よみものスキンシップを工夫! 赤ちゃんがたくさん話せるようになるコツ5つ

【ママからのご相談】
1歳7か月の男の子のママです。息子は他の同月齢の子どもたちと比べ、話せる言葉の数が多くありません。
ママ、パパとたまに言えるときもありますが、普段は全くと言っていいほど意味をもった言葉を話そうとしないので心配しています。
どうしたら言葉を覚え、話してくれるようになるのでしょうか。
1歳6か月までに言葉を言う赤ちゃんは、約半数程度。あまり心配しないで!
ご相談ありがとうございます。ママライターのなかやまあぽろです。
現在わたしの娘は1歳4か月になりますが、周りのお子さんと成長を比べて心配になることはよくあります。
しかしそのたびに、のんびりと娘の成長を見守れるように必ず「成長には個人差がある」と自分に言い聞かせています。
子どもはゆっくりですが、毎日成長しているものなので焦りは禁物です。まずは気持ちの切り替えから始めましょう!
ベネッセの実施したアンケートによると、1歳6か月までに意味のある言葉を言う赤ちゃんは、全体の58%(回答合計数328人)という結果でした。
約半数の子どもは、1歳6か月以降から言葉を言い始めるということなので、あまり心配しなくても大丈夫ですね。
それでも、一語でも多く話してほしい方のために、今回育児センター職員の方よりいただいたポイントをまとめてみました。ぜひ参考にしてください。

赤ちゃんから言葉を引き出すポイント5つ
(1)食べる、遊ぶなどの行動を一緒に共有する
子ども自身が楽しんでいることを、ママも一緒にまねしてみましょう。
おやつを一緒に食べながら「おいしいね」、積み木がうまく積めたときには「上手にできたね」、お散歩中に「ワンワンがいたね」など、楽しいときやうれしいときに語りかけられるママの言葉は、子どもの耳に入りやすいと言われています。
(2)子どもの言いたいことを代弁する
1歳を過ぎると、子どもは自分で○○したい、やってみたいなどといった欲求が高まり、それを言葉で表現できず行動で示すことがあります。
そんなときにママが「これで遊びたいのね」や、「もっと食べたいのかな」などと子どもの代わりに言葉として表現することで、ゆっくりですが自然に言葉が記憶されていきます。
(3)子どもの言葉を広げて話しかける
たとえば子どもが「ワンワン」と言ったら、「かわいいワンワンだね。お散歩しているのかな。明日も会えるかな」などと子どもの言った言葉に関連する内容を広げ、語りかけてあげることがポイントだそう。
(4)ママの気持ちを言葉にして伝える
子どもが何か言うのを待っているだけではNG。「ママね、とってもうれしいことがあったよ」など、ママの気持ちを子どもに素直に伝えることで子どもの感情の表現力も広がります。
また、「電話をかけるから、少しだけ静かに遊んでいてね」などといった語りかけは、子どもが状況をくみ取ることを覚える良いきっかけになります。
(5)子どもの言葉を受け入れてから、正しい言葉を添える
言葉の数が増えてきたら、正しい言葉に言い換えることにトライしてみましょう。
「まんま」と子どもが言ったら、「○○ちゃんのまんまだね。ご飯だよ」など、一度子どもの言った言葉を受け入れてから正しい言葉を添えていくことで、さらなる言葉の成長の助けになるそうです。
いかがでしたか? 子どもとの毎日のスキンシップの取り方を少し工夫するだけで、言葉を引き出す助けとなるものばかりでした。
いつかたくさんお話しできる日まで、ゆっくりとした気持ちで成長を見届けるのも楽しみになりますね。
【参考文献】
・『最新月齢ごとに「見てわかる!」育児新百科』ベネッセコーポレーション・編
●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)