捨てなくてもOK!? “家の中を片付けられない人”の特徴と打開策
2016年6月22日 | よみもの捨てなくてもOK!? “家の中を片付けられない人”の特徴と打開策

【女性からのご相談】
34歳OLです。片付けるのが苦手です。片付けをするとなると気が重くなりなかなか進みません。アドバイスをお願いします。
“捨てる、捨てない”以外の選択肢を作りましょう。
ご相談ありがとうございます。ライターの渦マキです。
まず、相談者さまは片付けになると気が重くなってきてなかなか動けないとのことですね。
筆者もそうなのですが、“必要ないもの、必要なもの”に分けるのが苦手なのだと思います。それが難しいために、苦痛になってしまう……。
選別に時間がかかりすぎて「今日のところは、これでいいや」と中途半端なことになっていませんか?
結局は広げてみたものの大して進行しないまま、物をまた元通りにしまい込んでおしまい……といった具合ですね。
片付けが苦手な人は、
・決断するのが苦手
・優先順位を決めるのが苦手
です。そういった理由から、大切なことが後回しになってしまいます。

見分ける作業は肩の力を抜いて
“捨てる”ことが前提なので、必要以上に力が入り自分で気分を重くしているのかもしれませんね。
“決断”は大切なのですが、それによって気が重くなっていては今までの繰り返しです。
もっと気楽に見分けるように工夫してみてはいかがでしょうか。
たとえば、身につけるもの……衣類やアクセサリーなどで考えたとき
・使う
・使わない
に分けます。しかし、その他にすんなり選別できない、“あいまいなもの”が出てきたりします。
それは「使わないけれど大切な思い出がつまっている」といった思い入れがあるものたちが多いもの。
そこで手をとめずにとりあえず
・あいまいなもの
として分けておきます。
“あいまいなもの”と向き合う
仕分けが難しい“あいまいなもの”は「使わないけれど、思い入れがあるから捨てられないもの」ですよね。
そこで“思い入れる”理由を3つに分けてみましょう。たとえば、
・旅の思い出に購入したなど捨てるのが忍びないもの
・母親から受け継いだ指輪やネックレスなどお金では買えないもの
・高価だったから捨てるのがもったいないもの
このように3つに分けて収納しておけば、後からいつでも眺めて楽しんだり吟味し直したりすることができます。
高価だったからもったいないものは?
そのとき買ってはみたけれど、高価で捨てるのがもったいないものとは、購入当時の“欲の象徴”を表すものですね。
眺めながら「いらない!」と実感するときまで、半年サイクルで見分ける作業をしましょう。
ものを“思い”重視で区分けするのは、衣類やアクセサリー類などです。食器類については、“目的”で区分けしていきます。
とにかく、肩の力を抜いて気楽に作業することをおすすめします。
【参考文献】
・『捨てる勇気 残す覚悟―整理できない私が変わる』土井けいこ・著
●ライター/渦マキ(フリーライター)
●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)