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実は危険だらけ! 家庭内で“乳幼児の事故”を防ぐ場所別トラブル回避策

実は危険だらけ! 家庭内で“乳幼児の事故”を防ぐ場所別トラブル回避策

こんにちは。1歳児の子育てに奮闘中の、ママライターなかやまあぽろです。

家庭内で起こる“子どもの事故”については大小さまざまありますが、よく耳にする「子どもの誤飲事故」は、どれくらい起こっているかご存知でしょうか。

平成22年度に『東京都生活文化局』が2,000人を対象に行った、「0歳から6歳の子どもの誤飲事故のアンケート」によると、「子どもが誤飲した経験がある」と答えた人は全体の35.3%(705人)、「誤飲しそうになった経験がある」割合は、40.4%(807人)という結果で、そのほとんどが0歳~2歳の乳幼児でした。

約7割の子どもが誤飲事故一歩手前だった、もしくは事故になってしまったという結果から、決して「わたしの家は大丈夫」とは言い切れませんね。

また、誤飲だけが家庭内で起こる事故ではありません。

今回は医師会が指導する、家庭の場所別トラブル回避アドバイスをご紹介します。ぜひパパも一緒になって安全対策の計画を立ててみてください!

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赤ちゃんが“つかまり立ち”を始めたらすぐに安全対策を!

多くの赤ちゃんは生後約8~9か月ほどで、“ずりばい”から“はいはい”にステップアップし、“つかまり立ち”もできるほどに成長します。

同時に、この時期から指の使い方も上手になり、片手で一つずつものをつかんだり、左右の手を別々に動かしたりなど複雑な動きもできるようになります。

大丈夫だろうと思っている引きだしでも、簡単に開けて危険なものを口にしてしまったり、はいはいで遠くまで移動し、目が届かない場所で転落などの事故につながってしまったりする可能性もあります。

赤ちゃんがつかまり立ちを始めたら、すぐに事故に巻き込まれないように対策を始めたいですね。

(1)家庭内のどこでも起こりうる事故の対策

コンセント

小さいものや細かいものを穴に入れ、感電するおそれが。手が届くコンセントにはカバーをつけましょう。

引きだし

細かな日用品を整理するのに便利な引きだしですが、赤ちゃんが開けて誤飲をしてしまうことも。

手が届く範囲の引き出しには、ロックを後付けするか、危険なものは一切入れないようにしましょう。

コードやひも

さしっぱなしのコードで遊ぶと感電したり、紐状のものを首に巻いたりし、絡まって窒息する事故も想定されます。

家電のコードは赤ちゃんの目につかないように目隠しをし、紐状のものは片づけるようにしましょう。

(2)リビングでは特に誤飲に注意!

硬貨や薬、たばこ

子どもは目についたものは何でも口にすると考え、細かなものは必ず手の届かない場所に置くことが重要です。パパもうっかり忘れてしまいがちですが、家族で協力して対策しましょう。

温風ヒーター

冬になくてはならないヒーターですが、赤ちゃんが近づかないような対策だけではなく、温風が直接届く場所に寝かせておかないなど、低温やけどの対策も同時に行いましょう。

(3)寝室では転落しないように、踏み台になるものをおかないで

特にベビーベッドは柵を上げれば安心だと思われがちですが、踏み台になるぬいぐるみやクッションがあれば転落の可能性もあります。

また、寝ているときは窒息しないようにスタイを外し、大人用ベッドに寝かせる場合は赤ちゃん一人にしないようにしましょう。

(4)おふろや洗面所では、溺水防止のために、浴槽の水は貯めない

洗濯機や浴槽

必ず水を完全に抜き、溺水を防止しましょう。また、覗きこめるような踏み台となるものを近くに置かないで。

トイレは毎回ふたを閉めるようにしましょう。

洗面台の小物や清潔用品

誤飲のおそれがあるので、手が届かない場所に保管を。

カミソリやヘアアイロン

カミソリをさわったり口に入れたりすることでけがをします。

また、使用したばかりのヘアアイロンでもやけどのおそれが。使用したらすみやかにコードをまとめて手が届かない場所に置きましょう。

(5)階段や玄関では、少しの段差でも転落の可能性が。目を離さないで!

玄関

ドアに手を挟んだり、マットやスリッパでつまずいたりすべったりするおそれが。パパのゴルフバッグも簡単に倒れてくるので、安全な場所に移動させましょう。

縁側や階段、玄関の段差

少しの段差でも転落の危険が。階段にはロックができるゲートを設置したり、玄関にはクッション材などを敷いたりするといいでしょう。

(6)キッチンやダイニングなど家電製品が密集する場所は、やけどに注意!

家電製品

電気ポット、炊飯器などは誤って倒してしまったり、蒸気に触れたりしてやけどの危険が。コードも引っ張れないように工夫して。

刃物

シンクの包丁入れは簡単に開けてしまいます。ロックをかけるようにしましょう。

テーブルクロス

子どもが引っ張れないようにテーブルクロスはなくしましょう。


家中のどこにでも事故の危険はひそんでいます。意外なところで転んでしまったり、気づかないうちになにかを拾って食べていたりと目が離せません。

“赤ちゃん目線”を大切にしながらお部屋作りをしたいですね。

【参考文献】
・「妊娠生活2013ー2014:初めての妊娠、出産、産後まで。この1冊があれば安心!」おはよう奥さん編集部
・『パパスイッチオン!ぎふイクメンへの道』岐阜県少子化対策課・作成、岐阜県医師会・監修

●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)

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