カッとなるのはNG! ママがつい“感情的に”叱りがちなシーン例
2016年4月13日 | よみものカッとなるのはNG! ママがつい“感情的に”叱りがちなシーン例

【ママからのご相談】
33歳の会社員で、小学校6年生の女の子と3年生の男の子の母親です。下の男の子はやんちゃで、上の子は反抗期。
仕事から帰ってへとへとのところに、下の子が言うことを聞かず毎日叱りつけてばかり……。
生意気ざかりのお姉ちゃんに「ママは大人でしょ? もっと冷静になってよ!!」と言われてしまいました。
もっと冷静に子どもと向き合うにはどうすればいいでしょうか。
NGワードを言いやすい状況を頭に入れておきましょう。
ご相談ありがとうございます、ライターの渦マキです。
お仕事と家事、そして育児……頭が下がる思いです。本当にご苦労さまです。
仕事で疲れているところに、子どもが聞き分けがないことをしたり言うことを聞いてくれなかったり。
そんなとき、ついつい大声で叱ってしまうことはよくあることです。親だって人間なのですから……。
しかし、残念ながら言ってしまった言葉は元には戻せません。お母さんが発した感情的な言葉が、子どもの心に深い傷を残すようなNGワードだったら?
子どものその後の行動に影響を与えてしまうことにもなりかねないのです。

ママがつい感情的に叱りがちな状況
相談者さまが仕事で疲れていて感情が爆発してしまったとき、娘さんにダメ出しされてしまったとのことですが、NGワードが出やすい状況は共通しているようです。
子どもが自分の望む行動をしないとき
たとえば、夕飯の後片付けを早く終わらせたいのになかなかご飯を食べ終わらないなどという状況で、無理に言うことを聞かせようとする気持ちが強いとNGワードが出やすくなります。
自分が子どもに否定されたと感じたとき
時間をかけて子どもの大好物のおかずを作ったにもかかわらず、「今日は食べたくない」などの言葉が返ってきたときなど。
「せっかく作ったのに……」と裏切られたような気持ちになったときは要注意!
子どもにマイナスの言葉を言われたとき
「ママなんて大嫌い!」「こんなものいらない!」などと否定的な言葉が子どもの口から発せられたら注意してください。
疲れていても、叱っているときに子どもを傷つけるような言葉が出ないように自分をコントロールしたいもの。
あらかじめNGワードを発しやすい状況を把握しておくことで、いざというとき「ここでカッとなってはいけない」と冷静に自分をいなすことができるようになるものです。
相談者さまも、今後は“まずは深呼吸”を意識して、気持ちを落ち着けるようにしましょう。
【参考文献】
・『PHPのびのび子育て 2016年1月号』PHP研究所
●ライター/渦マキ(フリーライター)
●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)