プレママの疑問を解消! 帝王切開出産の入院期間と退院までの流れ
2016年3月28日 | よみものプレママの疑問を解消! 帝王切開出産の入院期間と退院までの流れ

【ママからのご相談】
現在、妊娠9か月、出産のことをあれこれ考えています。病院で、出産に関する冊子をもらい、持参物も聞きました。
出産後のことも想像しますが、いまいちイメージがわきません。入院中には、なにをするのでしょうか?
> 帝王切開後の入院期間が長いワケ(P1)
> 帝王切開した場合の入院期間中の流れ(P1〜2)
> 入院期間の途中で、料金の安い病室に移れる場合も(P3)
> 緊急帝王切開の場合は入院期間が伸びることも(P3)
> 2人目の帝王切開は入院期間が長引く?(P3)
> 帝王切開後の入院期間中に関するQ&A(P3)
> 入院中は赤ちゃんのお世話の仕方を学ぶ“特訓の日々”(P4)
> まとめ(P4)
帝王切開の場合はやることがいっぱい
厚生労働省『我が国の保健統計(平成22年度)』によれば、帝王切開で出産する割合は平成20年で23.3%。つまり、4人に1人が帝王切開出産となっています。
今回は、“帝王切開出産”の入院中の過ごし方について書きたいと思います。
帝王切開の入院日数

・普通分娩の場合……(出産日を入れて)5~6日くらい
・帝王切開の場合……(出産前日を入れて)8日~12日くらい
帝王切開で出産する場合、自然分娩の場合に比べて入院期間が少し長いですね。「なにをして過ごそうか?」と思うところですが、出産後はかなり忙しいかもしれません。
帝王切開後の入院期間が長いワケ

自然分娩に比べて、帝王切開の場合は入院期間が約2倍ほど長くなる傾向にあります。
これは、自然分娩よりも帝王切開の方が傷口の治癒に時間がかかるため。
帝王切開の痛みのケアは2〜3日ほどかかり、痛みによって食欲が減退するので、食事も流動食から普通食に移行するまでに時間がかかります。
ちなみに、帝王切開は最短でも1週間はかかるとされ、それ以下の期間での退院は難しいとされています。
帝王切開した場合の入院期間中の流れ

帝王切開で入院することになった場合、入院期間中はどのような流れで過ごしていくのでしょうか。
入院までの流れ
帝王切開には、赤ちゃんや母体の異常によって緊急に出産準備が必要になる“緊急帝王切開”と、超音波検査などの結果から計画的に帝王切開が選択される“予定(選択)帝王切開”があります。
医師によって帝王切開の必要性が判断されると、緊急帝王切開の場合は手術当日、予定帝王切開の場合は手術前日(妊娠38週あたり)に入院することになります。
入院の際に必要な持ち物としては、
・母子手帳
・保険証
・診察券
・入浴用具
・洗面用具
・衛生用品
・パジャマ
などが挙げられます。
予定帝王切開の場合は自分で準備することができますが、緊急帝王切開の場合は準備する時間がないので、パートナーや両親などに準備してもらいましょう。
→次ページでは、引き続き“帝王切開した場合の入院期間中の流れ”について見て行きましょう。