ムダなお金払ってない? 保険料を割安にする「自動車保険」の選び方
2016年3月25日 | よみものムダなお金払ってない? 保険料を割安にする「自動車保険」の選び方

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの小澤美奈子です。
皆さんは自動車保険選びの際、どのようなことを意識して保険会社を決めますか?
ロードサービスの充実ぶりや保険会社の規模、あるいは保険料の安さなどでしょうか。中には付き合いのある代理店に毎年任せっぱなし、という方もいることでしょう。
最近の自動車保険は、事故対応能力や補償内容などは各社ほぼ横並びであると言われています。
そのため、同じような補償やサービスを受けることができるのであれば、割安な保険料の自動車保険に入ることがお得と言えるではないでしょうか。
さて今回は、保険料を割安にする自動車保険の見直し方について、3つの視点からご紹介したいと思います。

その1:ダイレクト損保を選ぼう!
自動車保険の保険会社を選ぶ際には、主に次の2つが考えられます。1つ目はダイレクト損保とよばれるネット型の保険で、2つ目は代理店型の保険です。
もし保険料を割安にしたいのであれば、ダイレクト損保を選ぶとよいでしょう。
なぜならば、ほとんどのダイレクト損保はインターネットなどで直接販売しているので、代理店型の保険と比べ店舗維持費や人件費などの運営コストを省くことができるからです。
またその際には、必ず複数の保険会社で見積もりを取るようにするとよいでしょう。場合によっては数千円から数万円以上の差がつく事例もあるものです。
その2:車両保険の免責金額で保険料ダウン
車両保険をつけている場合には、免責金額の設定を変えることで保険料のダウンにつながることがあります。
ちなみに免責金額とは、事故などで保険契約者(または被保険者)が保険金支払いを受ける際に自己負担する額のことです。
免責金額の設定方法には次の2種類があります。
1つ目は“1回目の事故は0円、2回目以降の事故は10万円”などというように、免責金額が1回目と2回目で異なる“増額方式”です。
2つ目は“一律5万円”“一律7万円”“一律10万円”というように、免責金額を一律の金額で設定する“定額方式”です。
保険料の負担をおさえたい場合には、“定額方式”を選び、さらに金額を高く設定するとよいでしょう。
その3:“1日だけ”保険を活用して保険料を下げる
たまにしか車に乗らないようであれば、“1日だけの保険”の活用を検討してみましょう。
自動車保険は“家族限定なし”“年齢条件なし”にすると保険料が高くなりがちです。
たまにしか乗らない子どものために高い保険料で契約しているというご家庭は、おそらく多いことでしょう。
そのような時には1日だけかけられる保険を活用し、親の自動車保険の保険料を下げる方法を検討することをお勧めします。
たとえば、親の車の保険は“運転者家族限定あり”“年齢条件35歳以上(一番年齢の高い条件)”にして、保険料を安く設定します。
そしてたまに子どもが車を使うときには、“1日だけの保険”に加入すればよいのです。
“1日だけの保険”はスマホや携帯などから簡単に申込みができ、保険料は1日あたり500円から加入することができます。
いかがでしたでしょうか。 普段何気なく自動車保険を同じところで更新しているようでしたら、他の保険会社と見比べてみましょう。
その際、補償内容の見直しも併せて行うと、節約できる可能性は十分にあるかもしれません。
【参考リンク】
・日本損害保険協会
●ライター/小澤美奈子(ファイナンシャルプランナー)