• TOP
  • 妊娠・出産
  • ダルくてイライラ! 産後に体調不良が起こる原因と対処法

  • ダルくてイライラ! 産後に体調不良が起こる原因と対処法

ダルくてイライラ! 産後に体調不良が起こる原因と対処法

ダルくてイライラ! 産後に体調不良が起こる原因と対処法

(7)貧血やめまい

単なる寝不足や疲労からくるものなのか判断が難しいものでもありますが、これも産後特有の症状です。

分娩時に大量の出血をしているため、その影響で貧血となり、これがめまいにつながります。

また、母乳の主成分は血液であるため、授乳によって鉄分不足となり症状を引き起こします。

『とにかく貧血がひどくて、ミルクで育てようとも思ったのですが、赤ちゃんへの授乳頻度が上がって休めないため、結局母乳に戻しました。とにかく栄養のあるものを食べるしかないみたいですね』

【改善方法】
食事で鉄分を意識的に摂取するようにしましょう。血液を作るためのタンパク質、マンガン、ビタミンB12、葉酸、銅も同時に摂取することで効果を高められます。

食事で摂ることがどうしても難しい場合には、サプリメントを併用しても構いません。

もしめまいが長期に渡って続くようであれば、内耳の働きや三半規管に問題がある可能性もあるため、耳鼻科を受診した方がいいでしょう。

(8)産後うつ

「産後ブルー」と言われることもある産後うつ。理由もなく落ち込んだり、泣いたりすることがあり、気持ちが乱れやすくなります。

『赤ちゃんが産まれてうれしいはずなのに、つらくて悲しい気持ちがずっと続いてしまうんです。この苦しみは誰にも分かってもらえないと思い余計に悲しくなっていくという悪循環でした』

【改善方法】
産後うつから本当のうつ病になってしまう危険もあるため、少しでも気になったらまずは産婦人科を受診しましょう。

本人では判断できないこともあるため、家族など身近な人が様子を伺ってあげることが大切です。

情緒不安定な状態が続きあまりにもひどい場合には、神経科や心療内科を受診してください。

(9)乳腺炎

母乳で赤ちゃんを育てるママに多い病気が乳腺炎です。

乳腺が母乳などがつまって炎症を起こし、痛みや発熱といった症状が起こります。授乳するママの2〜3割ほどが経験すると言われています。

『自分には関係のないことだと思っていたので、ゴツゴツした胸を見てびっくりしました。あわてて病院へ行きマッサージを受けましたが、これがまた痛くて痛くて……。泣きながら耐えました』

【改善方法】
母乳がどろどろになると乳腺が詰まりやすくなってしまうため、脂っこい食事は控えましょう。

また、胸部を圧迫することも避けた方がよく、きついブラジャーはしないように。横向きで寝ると下の胸の乳腺が圧迫されるので、上を向いて寝るようにしてください。

授乳の際には、左右で偏りがないようにバランスよく飲ませるようにし、授乳間隔も一定にすることを意識して飲み残しがないようにしましょう。


→次ページでは、産後に体調不良を感じたとき何科に行くのかを見ていきましょう。

記事をシェアしよう!

twitter facebook line

PICKUPこちらもおすすめ

PICKUP こちらもおすすめ

CATEGORY

カテゴリーから探す