高校・大学生ママ必見! 母子家庭向け支援金&奨学金制度まとめ
2016年3月16日 | よみもの高校・大学生ママ必見! 母子家庭向け支援金&奨学金制度まとめ

高校・大学どちらでも使える支援金&奨学金6つ

(1)あしなが奨学金
保護者が病気や災害、自死などで死亡したり、著しい後遺障害のために働けない家庭の子どもを対象にしています。
24歳まで利用できるので、大学生でも申請することできます。
この奨学金の特徴としては、
・20年の返済期間がある
・無利子
・事情によっては返済を延期できる
・他の奨学金と併用できる
などが挙げられます。
【貸与額】
・国公立高校……25,000円(月額)
・私立高校……30,000円(月額)
となっており、書類審査のみで申請できます。
一方、大学の場合は、私立公立問わず一律40,000円〜50,000円(月額)となっており、書類審査の他に面接試験を受ける必要があります。
(2)スルガ奨学金
【利用条件】
・成績優秀かつ健康な学生でありながら、経済的な理由で修学困難な人
・静岡・神奈川・東京の指定された学校に在学している人
【給付額】
・高校生……15,000円(年3回)
・大学生……40,000円(毎月)
となっています。
給付型なので返済の必要はありませんが、高校生は毎年45名以内、大学生では毎年1〜2名程度の採用なので、かなり厳しい倍率となっています。
(3)交通遺児育英会の奨学金

保護者を交通事故によって失った、または著しい後遺障害のために働けなくなった高校生以上の生徒を対象にした貸与型奨学金です。
【貸与額】
・高校生……2・3・4万円のいずれかを選択
・大学生……4・5・6万円のいずれかを選択
【返済期間】
いずれも無利子で、最長20年まで返還期間を伸ばすことができます。
(4)国の教育ローン
政府が100%出資している政策金融期間が行っている教育ローンで、最高350万円まで借り入れることができます。年利は2.05%の固定金利となっています。
【利用条件】
世帯収入が以下の金額以内の人が対象となります。
・子どもが1人……790万円以内
・子どもが2人……890万円以内
・子どもが3人……990万円以内
・子どもが4人……1,090万円以内
・子どもが5人……1,190万円以内
【返済期間】
返済期間は15年以内で、毎月の返済額は一定となっています。
(5)母子父子寡婦福祉資金貸付金
母子家庭および父子家庭、寡婦の経済的な自立を助けること、児童の福祉を推進していくことを目的とした貸付制度のことです。
各都道府県によって条件や金額が異なります。以下では、主要な都市を例に、就学支度資金にしぼって見ていきます。
>東京都
【利用条件】
・都内に6か月以上住んでいて、母子家庭・父子家庭かつ20歳未満の子どもがいる
【貸与限度額】
・国公立高校……160,000円
・私立高校……420,000円
・国公立大学……380,000円
・私立大学……590,000円
【返済期限】
20年以内で無利子での返済となります。
>大阪府
【利用条件】
・ひとり親家庭で前年の所得が203万6千円以内の場合
【貸与限度額(支度金/入学金)】
・国公立高校……75,000円/75,000円
・私立高校……75,000円/335,000円
・国公立大学……75,000円/295,000円
・私立大学……75,000円/505,000円
【返済期限】
20年以内で無利子での返済となります。
→次ページでは、生活福祉資金、貸与後の問題点などについて見ていきましょう。