校長先生が指南! 怒りっぽいママが「効果的に子どもを叱る」コツ3つ
2016年3月11日 | よみもの校長先生が指南! 怒りっぽいママが「効果的に子どもを叱る」コツ3つ

【ママからのご相談】
幼稚園に通う息子が最近言うことを聞かず、いけないとは思いつつも頭ごなしに怒ってしまったり、時には無視してしまうこともあります。
うまく叱るにはどうしたらいいのでしょうか?
間違いを認めさせ、落ち着いて話すことが大切です。
こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターの横山かおりです。
育児をしていれば怒ることも日常茶飯事。怒りたくはありませんが、叱らなくてはいけないときももちろんあります。
感情に任せず、どのようにして子どもと向き合うのか?
今回は、都内の某小学校の校長先生から“子どもの叱り方”についてお話を伺うことができたのでご紹介します。

校長先生が語る! 子どもを叱るときのポイント3つ
(1)間違いを認めさせ、前向きに切り替えさせる
校長先生によると、『まず子どもが間違ったことをしてしまった場合、それは間違いであるということを認めさせなければいけません。○○をしてしまったら傷つく人がいる、自分がもし同じことをされたらどんな気持ちになるか、などと分かりやすく言うことが大切です』とのこと。いけないことはいけない、と子どもに教えるのは大事なことですね。
そして、『「いま間違ったことをしてしまったから、もう二度とこの間違いをしないで済むね。ひとつ賢くなったね! よかった!」などとすべてをポジティブに切り替えることが大切です』とのこと。叱られたことさえもプラスへ変える。さすがですね。
(2)叱った人は悪者ではないということを伝える
『叱られると「あの人は怒るからきらい」「あの人はこわいから近寄らないようにしよう」などと考える子がいます。しかしそれは間違い。好きだからこそ叱る、大切だからこそ注意するんだということを伝えましょう』とのこと。
たしかに、ある程度大きくなると叱られた後にいわゆる“逆切れ”のようなことをする子もいます。
「ママは○○くんのことが大切だから言うんだよ」と最後にはしっかりと抱きしめてフォローすることも必要なのでしょう。
(3)落ち着いて話せる時間を設ける
日々の生活の中で、ママだって余裕のあるときばかりではありません。ついつい感情的に怒ってしまう日だってあるでしょう。そんなときはどうしたらいいのか?
校長先生によると、『できればその日のうちに、落ち着いてお互いが冷静に話せるときに話し合うのが一番です。ママも言い方をよく考えて、子どもに愛情をもって接せられるときにしましょう』ということです。
ママだって人間ですから、いつも上手に叱れるとは限りません。しかし、“上手な叱り方”を知っているだけで、少しはいつもと違う対応が取れるかもしれません。
怒る前に深呼吸をして、子どもと向き合うことに頑張りたいですね。
●ライター/横山かおり(ママライター、元モデル)