断るのはムリ!? PTA役員の実態と負担を軽減させるコツ
2016年3月10日 | よみもの断るのはムリ!? PTA役員の実態と負担を軽減させるコツ

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの木村由香里です。
今年度はPTA役員、自治会の子ども会役員とダブル役員をこなしている真っ最中です。役員のお仕事も残すところあと1か月ちょっと。
後は引き継ぎ作業という大きなお仕事を残すだけです。
PTA役員を始めたばかりのころは、
「どれだけ平日日中に呼び出されてしまうのか」
「仕事内容がちゃんと整理されているのか」
「無駄なくデジタル化されているのか」
「無茶なことを言ってくる保護者はいないのか」
など、不安ばかりでした。
今回は、今年1年間、PTAを体験した一人のママとして、感じたこと、工夫したこと、周りのママたちの意見などをお伝えしていきたいと思います。
> PTAって何のためにあるの?(P1)
> PTA役員の種類(P2)
> 仕事が楽なPTA役員は?(P2)
> PTA役員になるメリット4つ(P3)
> PTA役員になるデメリット3つ(P3)
> PTAの次期役員を選出するときのつらさ(P4)
> 子どもの学年によってPTA役員のキツさが変わる?(P4)
> 仕事を理由にPTA役員を断ることはできない?(P5)
> 仕事とPTA役員を両立させるテクニック6つ(P5)
> 内側から体制を変えてPTAの活動を改善しよう(P6)
> 海外でのPTAのあり方(P6)
> どうしてもPTA役員になることがムリなときに断るコツ4つ(P7)
> 衝撃のウソでPTA役員から逃げ切ったママたち(P7)
> “PTA役員”を勤めるママたちの声(P8)
> パパがPTA役員になったときにうまく馴染むコツ(P8)
> PTAの任意性についての争い(P9)
> PTAへの『個人情報保護法』の適用で何が変わるか(P9)
> PTA役員をやりたがる保護者の目的(P10)
> まとめ(P10)
PTA役員っていつまであるの?

PTA役員と言えば、小学校・中学校がメインと思われがちですが、子どもが高校生になっても悩まされる人はいるようです。
中学までは、生徒たちの家が近いため学校への集まりも比較的容易ですが、高校ともなると往復何時間もかけて通学したり下宿したりする生徒もいて、保護者が学校へ行くこと自体が難しくなることもあります。
また、子育ての影響で仕事が不安定な時期とは異なり、高校生ともなると親の仕事も安定していることが多いため、参加が可能な人と不可能な人が明確になりがち。
このことから、高校では1年生のときに役員になった人がそのまま3年間努めるということが多いようです。
他に、高校では「役員になると大学受験の情報が手に入りやすくなる」という話もあり、指定校推薦などを狙いたい親が率先して立候補するということもあるとか……。
大学では、「○○後援会」「父母の会」といった名称で活動を求められることもあるようですが、積極的に参加するのでなければあまり関わることはないでしょう。
PTAって何のためにあるの?

学校のサポート
学校でのあらゆる活動をサポートすることが、PTAの一番の目的と言えるでしょう。
運動会などの行事の手伝いに始まり、校内の清掃活動、懇親会などの準備・司会などを行うこともあります。
生徒のサポート
校内だけでなく、生徒たちのサポートをすることも重要な仕事です。
子どもたちの安全を守るために登下校のパトロールを行うなど、生徒たちと近い距離で接する活動も多々あります。
「子どものために」と言えることであれば、既定の行事以外にプランを立てることも可能です。
広報活動
特に大変な仕事と言われるもののひとつが、広報活動です。
学校での生徒の様子を伝えるために広報誌を発行することはもちろん、PTAの存在自体を広報するということもあります。
中には市や都道府県で他の学校のPTAとの交流があるところもあるため、気の抜けない業務と言えるでしょう。
→次ページでは、PTA役員の種類を見ていきましょう。