収納も便利に! キッチンを圧迫する「乾物」の分類アイデア3選
2016年3月3日 | よみもの収納も便利に! キッチンを圧迫する「乾物」の分類アイデア3選

【ママからのご相談】
幼稚園に通う息子のママです。乾物の収納に悩んでいます。ムシなどの心配もあり、あまりしまい込みたくありません。
今はシンクの脇に置かれている状態で、見栄えもよくないし、作業スペースを占領されてしまうので何とかしたいと思っています。よい方法があったら教えてください。
乾物は“色別”“用途別”“種類別”に分類して収納するのがオススメです。
こんにちは。整理収納アドバイザーの澤田真美子です。
2014年に、『クックパッド』と『SUUMO』が共同で行った「理想のキッチン」に関する調査を実施しました。
「普段使用してるキッチンの不満」についてのアンケートでは、
1位…「作業スペースが少ない」
2位…「収納が少ない」
3位…「キッチン全体のスペースが少ない」
4位…「シンクが狭い」
5位…「食器や野菜などの水を切るスペースがない」
という結果が出ました。多くの方がスペースが狭い、少ないと不満に思っている方が多いということが分かります。

乾物の分類アイデア3選
(1)“色別”に分類する
乾物そのものの色別に分類するという方法はいかがでしょうか?
例えば、ワカメやヒジキは黒ですね。切り干し大根や春雨は白です。乾物そのものの色で分けると、必要なときに探しやすくなります。
また、料理の色合いを考えたいときなども、すぐに見つけることができますよ。
乾物をすべて出し、あまり深く考え込まずに色分けしてみましょう。色分けした後は、立てて収納します。立てることによりパッケージが見やすく、すぐに探し出すことができます。
(2)“用途別”に分類する
ダシに使うことの多いシイタケや昆布、煮干しなどでまとめるなど、主な用途別に分類する方法はいかがでしょうか?
例えば、おみそ汁を作ろうと思ったときに、ダシグループから煮干しを出し、海藻グループから乾燥ワカメを出す、という具合にしておくとあまり考えずに取り出すことができますよ。
(3)“種類別”に分類する
乾物にはいろいろな種類があります。豆類は、空気に触れさせた方がよいと言われているので、通気性の良い袋などがオススメですね。
その他、種類ごとに分類していきます。
分類したら収納する!
乾物類は、湿気を嫌います。ビンや密閉容器に入れておく場合、なるべく同じ種類のビンや密閉容器を使うと、見栄えがよくキレイです。
また、ビンや密閉容器のフタなどに中身を書いたラベルを張っておくと、探すときに手間がかかりません。
パントリーや棚に入れる場合は、多くても2列ぐらいまでにとどめておくと取り出しやすくなります。前列に使用頻度の高いモノ、後列に使用頻度の低いモノを収納していきます。
また、使用頻度の低いモノは冷蔵庫に保存すると安心です。
乾物類は直射日光を避け、風通しがよく、湿度・温度ともに低い場所に保存します。
排水パイプのあるシンク下は温度変化が激しく湿気がこもりやすいで、食品の保存には向きません。
乾物はつい油断して賞味期限切れになってしまうこともあるかと思います。栄養価の高い乾物をムダにしてしまうことのないよう、賞味期限を定期的にチェックし、期限前に食べきるようにしたいですね。
【参考リンク】
・「SUUMO」×「クックパッド」 クックパッドユーザーに聞いた 『理想のキッチン』に関する調査 | リクルート住まいカンパニー
●ライター/澤田真美子(整理収納アドバイザー)