3年間は着られる? 子供服のサイズ選びで心がけたいポイント集
2016年3月2日 | よみもの3年間は着られる? 子供服のサイズ選びで心がけたいポイント集

赤ちゃんが生まれると、さまざまなお店やネット通販などで見るのが”洋服”ですよね。
・子供の成長は早いって聞くから大きめを買ったほうがいいのかな…
・そもそもどれくらいのサイズの服を買ってあげるべきか分からない!
・海外のメーカーって日本と同じ基準で選んでいいのかな?
そんなお悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
今回は洋服を選ぶコツや月齢別のサイズ一覧、サイズアウトした服はどうする?といったことまで徹底解説いたします!
1歳以降の子供服は“3年間”は着たい!
乳幼児の場合、子供は1年で見違えるほど大きくなるので洋服の“サイズ選び”は迷いますよね。
すぐに着られなくなるのはもったいない気がするし、かといってブカブカすぎても「やっぱり大きい」と不安になるもの。
下の子供がいればお下がりとして活用できますが、一人っ子の場合はそうはいきません。
ここでは、「子供服は何歳上のサイズを買うのが良いか?」などについて検討したいと思います。
子供服を選ぶときのポイント3つ

サイズの表記によって、子供に合った洋服は変わってきますよね。
(1)半そで、七分丈なら、“3歳上”サイズの洋服でも十分着られる
半そでや七分丈のTシャツ、半ズボンなら、3歳上のサイズでも十分に着られます。
たとえば、1歳になったばかりのときのジャストサイズは一般的に70cmくらいですが、3歳上だと100cmあたり。
“ブカブカ感”は否めませんが、半そでや七分袖なら長袖になる程度で、年齢によっては着難さは感じないでしょう。
(2)着る季節が短いアウターは、“3歳上”ぐらいがいい
ジャンパーやジャケットなどのアウターは、1年のうちでも限られた季節にしか着ません。
「来年も着られる衣料を」と1歳上のものを購入すると、本当に今年と来年しか着られず、割ときれいなうちに着られなくなってしまいます。
2~3歳上のサイズを選べば、腕まくりしながら3~4年は着られます。細かく言えば、腕まくりが難しいダウンジャケットは1年上くらい、ウインドブレーカーなどの薄い素材なら2歳上のものを3年間着られます。
(3)難しいのは“ボトムス”のサイズ。ズボンは、ジャストサイズか1年上くらいがいい
わが家の場合ですが、上着に比べて、“ズボン”はジャストサイズが一番動きやすそうでした。
ジーンズの裾を上げて縫ったのですが、裾が重たくなって、どうしてもズボンがずれ落ちてしまうのです。
逆に裾が長いと、赤ちゃんは転びやすい。もったいないけれど、ズボンはジャストサイズが良かったかなと反省しています。
生地が厚く長持ちしやすいズボンは、古着屋にも数多く並んでいるので古着をゲットするのもおススメです。
月齢別で見る“子供服”のサイズ選びのポイント
子供服の商品は、海外表記と国内表記があり、それぞれのサイズで表しているものが異なります。
たとえば、アメリカのサイズでは○Mや○Tと表記されますが、それぞれ、M=month(月齢)、T=toddler(幼児)を意味します。
日本では主にcmで表記されていることが多いので、選び方で混乱しないように注意しましょう。(サイズ60=身長60cm前後)
また、日本のものと海外のものでは着丈や身幅、袖の長さなどが異なっている場合があります。
乳幼児期編
>0〜3か月
【服選びの目安】
・海外サイズ……3M(XS)
・日本サイズ……50・60
・身長……48〜58cm
・体重……3〜5kg
とくに1か月目までの新生児はほぼ一日中眠って過ごします。また、オムツを頻繁に取り替えることになるので、股下にボタンがついていないドレスタイプの服を選ぶのがおすすめです。カバーオールは、抱っこした際にもはだけにくいためおすすめです。
また、産まれてくる赤ちゃんは身長・体重などの体型に差が出てくるので、あまり事前に買いすぎないようにしましょう。
必要になったら買い足す感覚でOKです。
>3〜6か月
【服選びの目安】
・海外サイズ……6M(S)
・日本サイズ……70
・身長……58〜69cm
・体重……5〜6.5kg
赤ちゃんの首が座り、次第に外出する機会が増えてきます。そのため、冬ならアウターやカーディガン、夏なら肌着などをそろえるようにしましょう。
また、この70サイズは長期間着ることになるので、ある程度枚数をそろえておくと安心です。
>6〜9か月
【服選びの目安】
・海外サイズ……9M(M)
・日本サイズ……75
・身長……69〜74cm
・体重……6,5〜8kg
日本サイズの目安として75と表記していますが、ブランドによっては70、80と10飛ばしでサイズが設定されているものもあります。
そのため、この時期の赤ちゃんには、3〜6か月同様70のサイズを着せているママが多いようです。
離乳食も始まるころなので、汚れても洗いやすい素材の服を買うようにしましょう。
>9〜12か月
【服選びの目安】
・海外サイズ……12M(L)
・日本サイズ……80
・身長……74〜79cm
・体重……8〜10kg
つかまり立ちやよちよち歩きを始めるころです。
赤ちゃんがオムツ替えの際にじっとしていないことも多く、なるべく着脱しやすい服を選ぶのがポイントです。
ベビー服を選ぶ際は、赤ちゃんの動きを妨げないよう、安全のためにも身長や体重に合うぴったりなサイズをチェックしましょう。
>12〜18か月
【服選びの目安】
・海外サイズ……28M(XL)
・日本サイズ……85
・身長……79〜84cm
・体重……10〜12kg
あんよ期とも呼ばれる時期で、徐々に自分で歩けるようになっていきます。このくらいのサイズから赤ちゃん用の中でもオシャレなデザインの服が充実してきます。
そのためコーディネートを楽しもうとつい買いすぎてしまう人もいるようですが、今はジャストサイズでもいずれサイズアウトすることも考えて購入するようにしましょう。
>18〜24か月
【服選びの目安】
・海外サイズ……24M(XXL)
・日本サイズ……90
・身長……84〜91cm
・体重……12〜13kg
何でも自分でやりたがる自立心の強い時期です。そのため、子供が自分で着脱しやすい服を選ぶようにしましょう。
また、活発に動き回るようにもなるので、通気性や吸水性を意識して選ぶこともポイントです。
幼児期編

>2歳
【服選びの目安】
・海外サイズ……2T
・日本サイズ……90
・身長……84〜91cm
・体重……13〜14kg
乳幼児から幼児へと成長する時期です。
夜泣きがなくなってきて、赤ちゃんとは呼べない大きな体になっています。
この時期から少し大きめのサイズの服を着せてもOKです。
>3歳
【服選びの目安】
・海外サイズ……3T
・日本サイズ……95
・身長……91〜991cm
・体重……14〜16kg
キッズ服とベビー服の違いは?
一般的に、95サイズまでが「ベビー服」、100サイズから「キッズ服」と区別します。
3歳から4歳への間が、ベビー服からキッズ服(トドラー)への移行期間です。
ベビー服は、横に長く縦に短い仕様になっており、脱ぎ着がしやすいものになっています。
一方、キッズ服は縦に長く、身長・胸囲・胴囲の記載があります。
>4歳
【服選びの目安】
・海外サイズ……4
・日本サイズ……100
・身長……99〜107cm
・体重……16〜18kg
100サイズからは“子供服”として扱われるため、横に短く縦に長い仕様になっています。子供の成長が実感できますね。
>5歳
【服選びの目安】
・海外サイズ……5
・日本サイズ……110
・身長……107〜114cm
・体重……18〜20kg
小学校に上がる前、幼児最後の歳ですね。
小学校に入ったら服を新調したいと考えている人は、4歳の時点でこのサイズの服を買っておくと無駄がなくて良いですね。
小学生編

小学校に入ると、子供によって大きく体格が異なるため、一概にこれという目安はありません。
しかし、平均とされるサイズがあるのでご紹介します。
>6歳〜7歳
【服選びの目安】
・海外サイズ……6〜7
・日本サイズ……120
・身長……115〜125cm
>8歳〜9歳
【服選びの目安】
・海外サイズ……8〜9
・日本サイズ……130
・身長……125〜135cm
>10歳〜11歳
【服選びの目安】
・海外サイズ……10〜11
・日本サイズ……140
・身長……135〜145cm
>12歳〜13歳
【服選びの目安】
・海外サイズ……12
・身長……145〜155cm
子供服で使用されている生地の編み方6選

すぐに成長してしまう子供の服選びは、多くのママを悩ませる問題ですよね。
コーディネートを楽しみたい人はジャストフィットサイズを選びますし、「お金をかけたくない!」という人はワンサイズ上の服を買ったりします。
子供服選びでは“サイズ”のみに注目してしまいがちですが、実は素材の編み方によっても着用期間が変化する場合があります。
そこで、以下では子供服に使用されている主な編み方についてご紹介いたします。
(1)丈夫さを求めるなら“天竺”
Tシャツなどでよく使われている編み方で、伸縮性がよく、体にフィットしやすいです。
他の編み方に比べて丈夫だと言われているため、活発に動くお子さんにおすすめです。
(2)通気性と耐久性なら、“鹿の子”
生地の表目と裏目を横・縦交互に編んでいくことで、表面に独特の凸凹ができます。
そのため、風通しがよく耐久性も高いと言われています。主にポロシャツに使用されています。
(3)保温性なら“裏毛”
トレーナーやパーカーなどによく使用されている編み方で、厚地で保温性に優れています。
肌寒い季節などにおすすめです。
(4)着心地を重視するなら“パイル”
主にタオルの生地として使用されていましたが、近年では洋服でも多く使われています。
非常に肌触りがよく、やさしい着心地を感じることができます。
(5)動きやすさを求めるなら“スムース”
滑らかな肌触りが特徴的で、体によくフィットするため運動をする際に動きを妨げません。
(6)冬も夏も着せたいなら“ワッフル”
蜂の巣のような凸凹が特徴的で、夏は涼しさを保ち、冬は体温を逃がさずに体を暖めます。
子供服を着る大人が急増中!?

子供にせがまれて高いブランド服を買ってあげたものの、サイズアウトや趣味の変化などですぐに着なくなってしまった……という経験をするママは少なくありません。
そういう場合は、泣く泣く古着屋に売るか、知り合いにお下がりとして譲るくらいしか選択肢がありませんよね。
しかし、最近では子供服をオシャレに着こなす大人が増えてきているようです。
海外の子供服ブランドでは、大きめのサイズまで作っているところも多く、身長160cm台でも着られる服が売られています。
日本人女性の平均身長は158cmなので、大人でも着られるサイズですね。
今の子供服は大人顔負けのオシャレなデザインで作られていることが多いので、もしタンスに眠っている子供服があればママのコーデに活用しちゃいましょう!
ちなみに、子供服は大人用と比べて、男児・女児ともに袖口や首回り、バスト部分が細く作られている傾向にあり、縦の長さがぴったりでもサイズが小さく感じられることが多いようなので、自分用に新しく購入する際は注意が必要です。
また、一般的には子供服の150はレディースのSサイズ、160はレディースのMサイズに相当すると言われているようなので、目安にしてみてはいかがでしょうか。
サイズアウトした子供服の処分方法4つ

どうしてもサイズアウトした子供服を処分しなければならないときは、以下の方法がおすすめです。
(1)知り合いに“お下がり”として譲る
昔から行われている処分方法ですね。よっぽど服のセンスが悪くない限りは喜ばれることでしょう。
しかし、相手が必要ないと思っているのに押し付ける、後で「返してほしい」と言う、などをしてしまうとトラブルに発展する可能性があります。
服をタダで譲るとはいえ、最低限の礼儀は守るようにしましょう。
(2)オークションに出品する
高いブランド物の子供服であれば、オークションで出品するのもありです。
写真の撮り方によって値段が変わることもあるようなので工夫したいですね。
実際に頭で想像できるように全身コーディネートした写真や、きれいに見えるような背景などに工夫すると多くの人からほしい!と思われるかもしれません。
とくに限定品などは高値がつくことがあるので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。
(3)フリーマーケットに出す
手放したい子供服が大量にあり、安値でもいいから売りたいという人におすすめです。
しかし、フリーマーケットに出店する際にはお金と手間がかかるので、予想売り上げ金額と照らし合わせて実行するようにしたいです。
(4)寄付する
世界には子供が満足に服を着れない国があり、寄付された衣服をその子たちに与えている団体があります。
もしも子供服の処分に困って捨てようと思っている方がいたら、ぜひ寄付してくださいね。
まとめ
「子供服のサイズを選ぶ目安」や「子供服の処分方法」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
子供は成長がとても早いので、お子様の服を買う際はサイズ選びに頭を抱えがちですよね。
この記事を参考にして、「大きめのサイズを買いすぎてみっともない恰好になってる」「ジャストサイズを買ったらもうサイズアウトした」など、サイズ選びで後悔しないように、しっかりと計画を立てて買うようにしたいですね。
【参考文献】
・『はじめての育児』細谷亮太・監修