赤ちゃんとピッタリ密着! 「抱っこひもの注意点」チェックリスト5つ
2016年2月24日 | よみもの赤ちゃんとピッタリ密着! 「抱っこひもの注意点」チェックリスト5つ

【パパからのご相談】
4か月の子どもがいます。ようやく首もすわったので、念願だった抱っこひもを着用し外出したいと思っています。
しかし、最近よく耳にするのは、抱っこひもからの転落事故のニュースです。
安全に抱っこひもを使用したいので、アドバイスをお願いします。
必要であれば、体型に合ったものをいくつか準備して!
ご相談ありがとうございます。ママライターのなかやまあぽろです。
最近は抱っこひもを使ったパパたちを街でよく見かけるので、育児に積極的なパパが増えてとてもうれしく思っています。
わたしの夫も、娘が1歳になったのを機に抱っこひもデビューを果たしています。
実は娘が乳児期のときに一度トライしてみたのですが、ベルトの調節がうまくできなかったり、まだ体がしっかりしていない赤ちゃんの位置がうまくつかめなかったりと問題が多く、このまま外出すると危ないかも……と断念してしまいました。
そのとき感じたのは、夫婦でひとつの抱っこひもを共有するより、違う型のものをいくつかそろえることも必要だということでした。
今回は、子どもクリニックの院長のアドバイスから、抱っこひもを使用する際に必ず気をつけたい項目をチェックリストにしてみました。
より安全に使用するために、ママと一緒に目を通してみてくださいね。

使い始めには練習や説明書をよく読んで!
当たり前のことですが、使用する前に必ず取扱説明書を読むようにしましょう。
メーカーによって仕様が異なるので、2つめの抱っこひもだからだいたい分かる、という考え方は危険です。
また、お下がりで説明書がなくても、メーカーのホームページなどに装着説明の動画が掲載されている場合があるのでぜひチェックしてみてください。
初めて装着するときのポイントは、いきなり赤ちゃんを乗せるのではなく、5kgの米袋で練習するといいそうですよ!
赤ちゃんの月齢やパパ・ママの体型に合わせて調節しましょう
抱っこひもは毎日の育児で欠かせない必需品です。
とくに毎日つけているママにとって、いちいち調節するのが面倒になってしまうことも。
しかし、東京都の調査結果では、抱っこひもからの転落事故の大半を占めているのは、1歳以下の月齢の赤ちゃんです。
とくに1歳までの赤ちゃんは体型が著しく成長するとき。
転落事故を防ぐために、必ず月齢に合わせて調節することが大切ですね。
また、夫婦でひとつの抱っこひもを共有するときは、必ず毎回パパとママの体型に合わせて調節してから着用しましょう。
抱っこひもを安全に使用するためのチェックリスト5つ
(1)装着位置を深めに
赤ちゃんの位置が低いと、パパやママが前かがみになったときや、赤ちゃんが動いたときに頭から転落するおそれがあるので、赤ちゃんが深い位置にくるように装着しましょう。
(2)肩ひもを短く
肩ひもが長いと、パパやママの両脇や赤ちゃんとママの間に隙間ができ、転落する危険があります。
赤ちゃんと密着するように調節しましょう。
(3)すべてのバックルを止める
とくに背中にあるバックルは、安全のために必ず留めるようにしましょう。
ポイントは、パパやママのおへその高さに赤ちゃんのおへそがくるように長さを調節します。
(4)座って着脱する
立ちながら抱っこひもを着脱すると、赤ちゃんが動いたりずれたりした際に高い位置から転落するおそれがあるので、必ず座った状態でつけたりはずしたりしましょう。
(5)前かがみにならず、座って頭に手を添える
物を落としたときに前かがみになって拾おうとすると、赤ちゃんの頭が下がり、転落する危険があります。
事故を防ぐためにも、赤ちゃんの頭を片方の手でしっかり支え、しゃがむようにして物を拾ってください。
東京都の調査結果を見ると、抱っこひもからの転落事故の受傷部位は赤ちゃんの頭が大半を占めています。
大事故になる前に以上のチェック項目を参考にして、毎回安全に使用するように心がけましょう。
きっと、赤ちゃんとの外出がもっと楽しくなるはずですよ!
●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)