ほほ笑むだけでOK!? 人見知りでも「人間関係」を円滑に保つヒント8つ
2016年2月23日 | よみものほほ笑むだけでOK!? 人見知りでも「人間関係」を円滑に保つヒント8つ

こんにちは、カウンセラーの赤井理香です。
春は、職場で移動があったり、新しい習い事をはじめたり、子どもの成長とともに親も出会いがあったり……と、新たな出会いが増える季節ですね。
今回は、ローター・J・ザイヴァートの著書『「幸せ時間」ですべてうまくいく!』より、新しく幸せな人間関係をスタートさせるときに心がけたいポイントについてお伝えします。
友だちづくりのヒントは全ての人間関係に通じる
本書の中でザイヴァート氏は、友だちをつくるための方法を書いています。
その8つのヒントは、“友だちをつくる”だけでなく、恋人、家族、同僚と、さまざまな人間関係を円滑にすることにつながる行動ばかりです。
以下、“友だちをつくる8つのヒント”の抜粋です。
1、話すときには、相手の名を呼びかけるようにする。信頼感が生まれます。
2、招待を受けたら、あとで必ずお礼を言う。
3、ほめ言葉を。相手のいいところを見つけたら、具体的に口に出しましょう。「あなたがそう言ったのは、とってもいいと思う」というふうに。
4、誕生日を覚えておく。それほど親しくない人の分も。花束、本、あるいはEメールでカードなどを贈りましょう。
5、自分の名刺に趣味を書いておく。そうすると、話のきっかけになります。
6、「ありがとう」を言葉で、態度で、行動で。残念ながら、これはしばしば忘れられています。
7、微笑む。微笑みは、常に相手を幸せにします。
8、好奇心を失わず、質問をする。人に質問をするたびに、あなたはこう言っているのです。「私は、あなたに関心がありますよ。」

“友だちをつくる8つのヒント”を、ひとつずつ見ていきましょう
(1)話すときには、相手の名を呼びかけるようにする
確かに、聞き慣れた自分の名前を呼んでくれると、グッと距離が縮まりますね。
(2)招待を受けたら、あとで必ずお礼を言う
筆者も、イベントやランチなどに誘ったときに、感謝の気持ちを表わしてもらえると「誘ってよかった」と感じます。
都合が合わなくてお断りするときでも、「誘ってくれてありがとう」という気持ちは伝えたいですね。
(3)ほめ言葉を
相手のいいところを伝えるのは、伝えた方も、伝えられた方も幸せな気持ちになります。
日頃から「人の良いところを見るクセ」をつけると、スッと褒められるようになります。
(4)誕生日を覚えておく
筆者は誕生日を覚えるのが苦手で、マメにお祝いの言葉を伝えることができていませんでしたが、これからは携帯メモに家族や友人の誕生日を入れて、せめてお祝いメールを送りたいと思います。
(5)自分の名刺に趣味を書いておく
名刺を持たない方でも、会話の中で趣味について話してみることで、意外なことで意気投合するかもしれません。
(6)「ありがとう」を言葉で、態度で、行動で
「ありがとう」の出し惜しみをせず、小さいことでも感謝できる自分でありたいですね。
(7)微笑む
微笑みは、心理学的にも「私はあなたの敵ではありません」という、相手に“安心”を与えるための非言語メッセージだと言われています。
スマホを見ているときの顔が怖くなったり、ふとしたときに口がへの字にならないよう、気をつけたいですね。
(8)好奇心を失わず、質問をする
誰でも、自分に無関心でいられるよりは、良い意味で興味を持ってもらいたいのではないでしょうか。
恋愛でも、自分の自慢話をする人よりも、人の話に興味を持ってじっくり聞ける人の方がモテると言われています。
まず、自分から、相手に興味を持って質問をすることで、仲良くなりたい気持ちを伝えることができます。
人から受けたいと感じる行為は、まず自分から
「自分が人にやってもらうとうれしいと感じる言動を心がける」ことが、友だちをつくるヒント8つ全てに共通しています。
「まずは自分から」の精神で、微笑んだり話しかけることで、新しい出会いでも、今すでにある人間関係でも、より幸せな関係を築くきっかけになるのですね。
さいごに
ザイヴァート氏は、最後に、人間関係の長続きの秘訣として、以下のように伝えています。
「それから…、距離をおくこと」
誰かを好きになると、その人を独占したくなることにご注意。これはカップルにも、友人同士にも、親子の関係にも当てはまります。
相互距離のバランスがうまくとれたときに、人間関係は長続きもし、お互いに価値のあるものとなるのです。そのためには、たとえつらくても距離を置くことです。
近すぎて見えなくなるものは多いものです。
相手の素晴らしさに気付くためにも、程よい距離感が大切ですね。
春からの新しい出会いで幸せな人間関係を築くために、程よい距離感を意識しながら、8つのヒントを実行してみてくださいね。
【参考文献】
・『「幸せ時間」ですべてうまくいく!』ローター・J・ザイヴァート(著)/小川捷子(訳)
●ライター/赤井理香(働くママ応援家)