実はスネてるだけ? 夫の反応が“希薄”になるワケ&改善法
2016年2月17日 | よみもの実はスネてるだけ? 夫の反応が“希薄”になるワケ&改善法

【ママからのご相談】
43歳主婦です。主人が頼りなくて困っています。
娘が今、反抗期で話をきいてもらいたいのに、私が話をしても最初は「うん……」と返事はありますが、まるでカラ返事。
そんな態度に逆上して、子どもだけでなく主人にダメ出しをしている自分に気がつきます。
しまいには、何の反応も返事もなく逃げるように書斎に引きこもってしまいます。
私も、鬱憤がたまっているうえ、感情でものをいうタチで話はじめると止まらなくなってしまうのですが、無視するのはひどいと思います。
子どもが巣立ったら2人きりで暮らしていくのかと思うと不安になります。
旦那さまが無言になる理由を考えてみましょう。
ご相談ありがとうございます。ライターの渦マキです。
男の人は、反応が希薄ですね。
たまに話を聞いてもらいたいのに、「それがどうした?」と言わんばかりの態度をされるとかえってストレスになってしまうことがありますよね?
筆者も日常茶飯事、よくあることです。

旦那さまの反応が希薄になる原因
反応の仕方がわからない
話をしているときの旦那さまの希薄さに、「もっと自分のこの思いをわかってほしい!」という気持ちが盛り上がる奥さま。
その勢いに圧倒され、旦那さまはどう反応すればいいのかわからなくなってしまう。
機嫌が悪くなる
旦那さまに、「大変だったね」など、慰めやねぎらいの言葉を期待していたにもかかわらず予想を裏切られる。
その不満から話の矛先が旦那さまに向いてしまい、ダメ出しをした結果機嫌をそこねてしまう。
奥さまの、「聞いて! 聞いて!」という思いが強過ぎると、男の人は押され気味になってしまうもの。
果ては、その矛先が自分に向いてしまったら……「なぜ? いつの間にこっちがダメ出しなんだよ!」なんて割に合わない役回りに不満な気持ちにもなりますが、それを口に出す勇気もないわけです。
無視しているのではありません
相談者さまは旦那さまに、「無視された」と思っているようですが、決して無視しているわけではありません。
攻撃が自分に向いていることに気付いている……そして相談者さまのおっしゃっていることが正しいということは認識しているのでしょう。
しかしながら、それを、『認めたくない』という意地があるのです。その結果『黙ってしまう』という態度に出てしまうのです。
世の不器用な旦那さまへ
筆者の家人も含めてですが、相談者さまの旦那さま、そして世の旦那さま方に1つ簡単なアドバイスがあります。
女性が欲しいのは、話をしている相手(旦那さま)の『共感』です。
たとえ、言っていることがちょっと理解しがたいと思っても、「そうだよな、おまえもいろいろ大変なんだな」などのひと言があれば、女性の気持ちは軽くなるものです。
また、今回のように運悪く話の矛先が旦那さまに向いてしまったとしても、「ごめん、ごめん。悪かった……」という言葉を口にしてみてください。
“黙る”ということは誤解を招き事態を悪化させるだけです。納得できなくてもリアクションはしましょう。
長年ともに暮らしていると、「言わなくてもわかるだろう」と勝手に思い込んでしまうものですが、思いやりや気遣いはなくさないようにしたいものですね。
【参考文献】
・『忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス』明橋大二・著
●ライター/渦マキ(フリーライター)