胃腸に優しく! 風邪の時に役立つ「消化が良い食事作り」のキホン
2016年2月16日 | よみもの胃腸に優しく! 風邪の時に役立つ「消化が良い食事作り」のキホン

【ママからのご相談】
2人の男の子を育てているママです。息子たちは風邪を引くとすぐお腹を下したり、便秘になったりしてしまいます。
胃腸に優しくて、栄養も満点のご飯を作ってあげたいのですが、どんな食べ物が消化に良いのかわかりません。
どんな食べ物が胃腸に良いのでしょうか。
消化の良い食べ物と調理法で元気になってもらいましょう!
こんにちは、どっふぃーです。ご相談ありがとうございます。
体の弱い部分に症状が出やすいというのは良く聞きます。
わたし自身、なにかあるたびに胃腸に出るので息子さんたちと同じタイプかもしれません。
食べ物そのものが消化に良いものと、消化に良い調理法とを組み合わせて胃腸に優しい料理を実践してみませんか?
お子さんもきっと、元気になってくれることでしょう。

消化に良い食べ物を知っておくだけで献立に差が出ます
主食、副菜、主菜をそろえた献立にすることによって、栄養バランスが良くなります。
風邪を引いたときは、食欲が減退しがちですが、弱ったときこそバランスの良い食事を取ることが求められます。
さらに、消化に良い食べ物を一通り知っておくことによって、献立が栄養満点のものにガラリと変わりますので、ぜひ食卓に取り入れてみてくださいね。
主食に使える食材として、柔らかめに炊いたご飯やおかゆ、煮込みうどん。里芋の煮物や、マッシュポテトも非常に消化が良いです。
主菜に用いたい食材は、煮魚や豆腐、ひき肉の団子や卵料理。
タンパク質は少量でも摂っておきたいところです。
副菜には大根がオススメ。食物繊維が多い野菜は、消化しにくいので柔らかく調理をすることが必要になります。
消化の良い調理法を選択すれば、さらに消化の良い食事に
「野菜を摂取すれば体にいい」というイメージもありますが、前述の通り食物繊維がたくさん入っている野菜は調理によって柔らかくする必要があります。
同じ食材でも調理法によって消化に良いかどうかが大きく分かれるので、先程挙げた食材を消化の良い調理法を用いて摂取しましょう。
消化の良い調理法として代表的なものが、茹でる・蒸す・煮る・すりおろすなど。
逆に、消化の悪い調理法は焼く・炒める・揚げること。
脂を使った調理では、加熱することによって食感が硬くなってしまいますので、風邪引きさんには油を使わない調理法をオススメします。
気を付けたい食品も覚えておくとGOOD!
風邪引きさんに与えるには気を付けていただきたい食材もあります。
胃に負担をかける食材は、なるべくなら避けたいところ。
唐辛子やレモン、酢を用いた味付けは胃の粘膜を刺激してしまうので避けることが望ましいです。
さらに、お腹に良さそうで体も温まるホットココアですが、実はNG食品。
カフェインが多く含まれるので、眠りにつきにくくなってしまいます。
ココアは元気になってから、お子さんに与えるようにしてくださいね。
家族の一大事、食事で風邪引きさんに栄養を!
いかがでしたか?
家族の一大事には、食事で対応してみるのはいかがでしょうか?
生きていくために欠かせない栄養……家族の食事を任されている以上、風邪引きさん対応食をマスターしておくと安心です!
●ライター/どっふぃー(船舶料理士)