メタボの原因にも!? 「朝食抜き」が健康にもたらすデメリット3つ
2016年2月12日 | よみものメタボの原因にも!? 「朝食抜き」が健康にもたらすデメリット3つ

【ママからのご相談】
わが家の夫は毎朝ギリギリまで寝ているので朝食を食べません。これって何か健康へ悪影響はないのでしょうか?
朝食抜きがもたらす悪影響、かなりあります!
こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターの横山かおりです。
忙しい現代人は朝食を食べていないという人がたくさんいますよね。
朝食をとることは健康にいいという話はよく聞きますが、食べないと何か体に悪い影響は出るのでしょうか?
今回は実際のデータをもとにご紹介してまいります。

朝食抜きがもたらす健康へのデメリット3つ
(1)脳出血のリスクが高くなる
磯博康大阪大教授と国立がん研究センターなどのチームの発表によると、朝食を毎日摂取する人より、週0〜2回だけ朝食を摂取する人は脳出血のリスクが36%も上がるということでした。
朝食を抜くことで空腹などのストレスから血圧が上昇し、脳出血のリスクも上がると考えられているそうです。
36%というのはかなり大きな数字です。朝食を抜くというだけで大きな病気にもつながる恐れがあるんですね。
毎日しっかりと朝食を摂取することで、血圧の上昇を抑えたいですね。
(2)肥満へつながる
朝食を抜くと午前中はお腹がすき、昼食を食べるときについつい食べすぎてしまう傾向があります。
すると余分なエネルギーを摂取してしまい、肥満につながることも。メタボリックシンドロームの原因になってしまいます。
肥満防止のための理想的なエネルギー配分は、『朝3:昼4:夜3』とされており、適切な時間に適切な量をとることが望ましいですね。
朝食を食べるためには、夜遅くにたくさん食べすぎないことも大切です。
(3)自律神経のバランスが崩れる
ある大学病院の医師によると、『朝食を摂取することで副交感神経があがり、自律神経のバランスがとれるようになる』とのこと。
副交感神経とはリラックスしているときに優位になるもの。
ストレス社会のこの時代では交感神経ばかり優位になって緊張、不安、恐怖感などが前に出てきてしまいます。
朝食をゆっくりと食べることで気分もリラックスし、その後の一日の過ごしかたも変わってくるでしょう。
朝食を食べることは健康にいい、というだけでなく、朝食を抜くと体に悪い、とまで言えてしまうんですね。
まずは朝食を食べられるように早く起きる習慣をつけることが大切です。
朝、家族で食卓を囲むことで家族の時間も増え、食育にも効果があるかもしれませんよ。
【参考リンク】
・朝食の欠食と脳卒中との関連について | 国立がん研究センター
●ライター/横山かおり(ママライター、元モデル)