ママは細心の注意を! 子どもにとって危険な「家の段差」確認ポイント
2016年2月10日 | よみものママは細心の注意を! 子どもにとって危険な「家の段差」確認ポイント

【ママからのご相談】
子どもができたときから計画していたマイホーム。
ついに新居が完成し移り住む段階なのですが、完成披露に訪れた母から、「段差が多くて危ないんじゃないか」などと言われて困惑しています。
子どもにとって、どんなところが家の中で危険なのでしょうか。
家の中にあるさまざまな『段差』に気を付けましょう!
こんにちは、どっふぃーです。ご相談ありがとうございます。
マイホーム建造、おめでとうございます!
家族の絆がより深まっているのではないでしょうか。
そんな中、水を差すようなお母様の言葉に心を痛めているかもしれませんね。
でも、実際に家の中のさまざまな段差は子どもにとって危険ですので、注意をする必要があります。

玄関、階段の段差には細心の注意を
家の中で一番危険な部分としてポピュラーなのが、玄関周りと階段です。
靴を脱ぎ履きする玄関は、一段大きな段差があります。
大人にとってはあの程度の高さの段差でも、赤ちゃんであれば頭からまっさかさまに転落してしまう可能性がある危険な段差です。
また、階段は赤ちゃんのみならず大人も危ない箇所です。足を滑らせて転落してしまう危険性があります。
赤ちゃんにとっては興味がわく部分。
ハイハイするようになってしまうとよじ登ってしまうので、階段付近には絶対に近寄らせないようにゲートなどを設置することをオススメします。
リビングのソファやイスも、危険因子です
多く寄せられる意見の中でも、一番多いのがリビングでの転落事故です。
どこから転落してしまうのか……というと、ソファからの転落が多いのです。
ちょっと目を話したすきに、ソファによじ登って、そして落ちてしまうのです。
大人にとっては段差と感じない家具でも、赤ちゃんにとっては大きな段差です。
頭を打ってしまうと、その後数日は様子を見ておかなければなりません。
重篤な状況に陥ることも考えて、家具の配置には十分に気を遣いましょう。
ソファ以外でも、椅子によじ登るといった場合もありますので、リビングは実は段差が多く危険な部屋ということを認識しておきましょう。
浴室は、実は段差の宝庫なんです……
お風呂の残り湯をそのままにしていませんか? 死亡事故にもつながりかねない危険因子は浴室にあります。
浴槽自体、赤ちゃんが一人で入れるはずがない! と安心してしまっている意識があるかと思いますが、それが危険なのです。
浴室にはセットで桶とイスが置いてあるかと思います。赤ちゃんはそれらを階段のように使って登って、浴槽を覗き込んでしまうのです。
浴室への出入り口になる扉がスライド式のご家庭は、赤ちゃんは開けられないようにガードを付けることが必須です。
隠れた段差の宝庫である浴室にも気を配りましょうね。
今一度、わが家の安全対策を練り直してみては?
いかがでしたか? 近年人気のスキップフロア式の間取りは、家中に段差があって赤ちゃんにとっては転落の危険が満載です。
必ず大人が見てあげることを忘れずに、安全で快適な生活を送りましょう。
【参考文献】
・『わが家の安心ガイドブック』公益財団法人母子衛生研究会発行
●ライター/どっふぃー(船舶料理士)