普通の教育じゃ不十分? 特別な才能を持つ子ども「ギフテッド」の知識
2016年2月8日 | よみもの普通の教育じゃ不十分? 特別な才能を持つ子ども「ギフテッド」の知識

【女性からのご相談】
姉の第2子が「ギフテッド」と診断されました。
上の子はごく普通でして、姉夫婦も第2子とどのようにして接していくべきか、どのように教育していくべきかということで迷っているようです。
“外側”にいる私だからこそ冷静に判断できることもあるかと思い、相談しました。
ギフテッドとはそもそも何か、どんな教育をすればいいのかを教えてください。
ギフテッドとは特異な資質を持つ人。正しい教育が大事です。
子どもの才能などを伸ばすためには、冷静な大人の視点も大切です。
ここでは、「ギフテッドとは何か」「どんな教育がなされるのか」などを考えていきましょう。

“特別な才能”を持つギフテッドの子ども
“ギフテッド”という言葉の定義づけは、なかなか難しいものです。
ただ、一般的には、“何か特定の分野において、特別な才能を持つ子ども”という風に理解されています。
たとえば外国語の習得速度が人並み外れて早い、音感に優れている、などの才能です。
また、身体能力が極めて優れている、人間関係の結び方が非常にうまい、などの例も含まれます。
そのため、非常に幅広い意味を持つ言葉なのです。
ギフテッドの子どもに求められる教育
“ギフテッドの子ども”と、“優秀な子ども”は、しばしば混同されがちです。
しかしながら、この2つには違いがあります。
優秀な子どもの場合、あくまで系統だったやり方で物事を理解していくのに対し、ギフテッドの子どもの場合、発想が非常に自由であり、直感的な理解力に優れます。
そのため、物事に対する修得速度が、“優秀な子ども”の3~4倍もあると言われています。
ギフテッド教育の現状
このように、“特殊な才能”を持つギフテッドの子どもたちですから、当然それにあった教育が必要となります。
日本ではこのギフテッド教育が遅れていると言われていましたが、今はギフテッドクラスが設けられている学校もあります。
このようなところでは、まず診断が行われ、能力にあった教育が行われます。
また、卒業後の進学の相談に乗ってもらうこともできます。
専門の医療機関や研究機関とも提携して、最新の情報をカリキュラムや指導方針に取りこんでいくため、信頼度も高いです。
一度このようなところにご相談なさってはいかがでしょうか。