○○で転倒を防ぐ! 子どもの「雪の日の登下校」安全対策3つ
2016年2月8日 | よみもの○○で転倒を防ぐ! 子どもの「雪の日の登下校」安全対策3つ

【ママからのご相談】
首都圏に住んでいます。
私自身が冬でも暖かい地方の出身であることもあり、雪の日の対策についてあまり考えたことがありませんでした。
先日大雪が降った際、小学校に登校する子どもをどのような服装で出かけさせたらよいか、何に気をつけるべきか教えてあげることができませんでした。
特に困ったのが、靴でした。わが子はスニーカーしか持っておらず、雪の降った次の日、凍結した道で滑って転んでしまい、大変危険でした。
今後のためにも良い対策を教えてください。
3つのポイントをおさえて、安全な登下校をサポートしましょう!
ご相談ありがとうございます。ママライターのあしださきです。
首都圏では雪に対する備えや意識が低く、そのため急な大雪に対処できずに起こる事故が多いといいますね。
雪の日のお子さんの登下校、ママにとっても非常にご心配だと思います。
そこで今回は、安全な雪の日の歩行対策を学んでいきましょう。
雪の日の安全な登下校のポイントを3つ厳選して、お子さんと一緒に雪の日への備えとして知っておいてもらえるような内容をご紹介します。

雪の日の安全な登下校のポイント3つ
(1)いつもと違う状況の通学路
セコム株式会社による、『子どもの安全ブログ』を参考に、雪の日の通学路がなぜ危険であるのかということをご紹介していきます。
まず、1点目としては挙げたいのは雪の日は通学路の状況が普段と大幅に変化しているということです。たとえば、
ー道幅が狭い
道幅が雪によって狭くなっている可能性があります。その分自動車との接触に十分気をつけて歩行していくことが大切です。
ー見通しが悪い
垣根などに雪が覆いかぶさったことで、死角が増えることがあります。いつもより周囲に気を配りましょう。
ー音が聞こえにくい
雪は音を吸収してしまうので、背後からの自動車の音などに気がつきにくくなる可能性があります。
(2)服装に注意
雪の日の事故のうち、徒歩で登下校する小学生が最も注意しなくてはならないのは、転倒によるケガです。
東京消防庁の調べで、1年のうちで転倒による事故の月別発生状況は1月と2月が圧倒的に多いというデータがあります。
また、雪の降った当日より翌日の方が、転倒事故の搬送件数が多いということも報告されています。
つまり、まとまった降雪があったときは、その後数日にわたって注意が必要なのです。
服装については、万が一転んでしまってもケガをしないような工夫をすることが重要です。
ー上着は防水性能がある中綿やダウンで、丈は長めがおすすめ
転倒時の衝撃を吸収してくれる、クッション性のある上着が良いでしょう。
お尻を覆うくらいの丈であれば、万が一転んでしまったときに腰を守ってくれます。
ー手袋、ニットの帽子でケガを予防
転倒時に手や頭をケガから守ってくれます。
ー厚着しすぎない、動きやすい服装
分厚い服をたくさん重ねて着ると、かえって動きにくくて危険です。薄手で暖かい肌着を重ねて調節すると良いでしょう。
(3)最大のポイントは『靴選び』
雪の積もった道をスニーカーで歩くというのは、2つの意味で危険です。
・靴が防水ではないため、濡れてしまうことを嫌がる子どもは、溶けた雪の水たまりを飛び越えてしまったりすることがあります。そして滑って転倒してしまうので、危険
・そもそもスニーカーの靴底は滑り止めになりうる溝が十分ではないため、雪の上を歩くと簡単に滑ってしまうので、危険
では、この2つの点を改善する靴を選んで履かせてあげるというのが、子どもの雪の日対策として有効であると考えます。
ー(a)防水性能のある靴=長靴
長靴は防水性に優れ、雪道の歩行を楽にしてくれます。
滑りにくさという点では、スノーブーツに比べて劣りますので、多少注意が必要です。
構造上冷たさが足に伝わりやすいので、お子さんに履かせてあげるときは分厚い靴下や、ボア素材の中敷きを敷いて防寒対策をしてあげてください。
また靴底はやわらかいゴムの方が滑りにくいそうです。
ー(b)滑り止めがしっかりできている靴=スノーブーツ
雪道を想定して作られている、機能的にも優れたスノーブーツは安全でおすすめです。
私自身、先日子どものスノーブーツ購入のため、『Victoria Sports Mall』で売り場の店員さんに子どものスノーブーツの選び方を伺ってきました。
それによると、いくつか押さえておきたいポイントを聞くことができました。
・実際に触って、ゴムの感触を確かめる
靴底を手のひらでなでると、その靴のゴムがいかに滑りにくいか簡単に確かめることができます。
いくつか違うメーカーの中から選ぶときに、参考にしてみてください。
滑りにくいブーツは、キュッと手のひらに吸い付くような感触です。触り比べてみるとよくわかりました。
・少し重量感のある靴の方が、安定感があり滑らない
子どものスノーブーツ選びというと、足への負担を考えて軽いものをとお考えの保護者のかたが多くいると思います。
しかし、店員さんによれば、軽いということはその分ゴムの部分を減らして軽くしているということなので、滑り止めの意味合いでは多少性能が落ちるそう。
溝がしっかりと入った、重量感のあるブーツがおすすめだということです。
ー(c)簡易的に滑り止めを付ける方法
東京に限定して言えば、ひと冬に雪が降るのは過去5年のデータでも平均10日ほど。
このうち、雪が道路にまで積もってしまう日数はもっと少ないと考えますと、ブーツの出番はなかなかありません。
しかもお子さんの足はどんどん大きくなっていきますから、雪の日だけの対処方法もアリだと思います。
簡易スパイクといって、お手持ちの靴に装着して使う滑り止めがあります。
こうしたものを持っていれば安心ですね。靴のサイズ、形状を選ばず使えますし、価格も2千円前後と安価です。
いかがでしたか?
今回ご紹介した中からご家庭にあった方法を選んでいただき、ふいにやってくる雪の日に備えていただけたら幸いです。
これからもし急な大雪になっても慌てずに、お子さんの安全な登下校をサポートしてあげられますように。
●ライター/あしださき(元モデル)
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— パピマミ (@papimami_jp) 2016, 2月 8