ママの工夫次第? 体験談に学ぶ「きょうだいの絆」の深め方
2016年2月2日 | よみものママの工夫次第? 体験談に学ぶ「きょうだいの絆」の深め方

【ママからのご相談】
5歳と8歳の兄弟がいますが、毎日兄弟ゲンカが絶えません。
子どものケンカはあって当然のことだと思って見守っていますが、できるだけ兄弟が仲良くいられるために親としてできることはあるでしょうか?
いろいろな場面に合ったフォローを心がけ、子どもたちの様子を見ながらプッシュしてあげましょう!
ご相談ありがとうございます。ライターのNANARUKAです。
毎日子どもと向き合っていると、その時々で気になること、心配になることってありますよね。
今回のご相談者様は、兄弟ゲンカにはおおらかに対処されている様子で、それをきっかけにして親としての姿勢、あり方を考えようとしているように感じます。
私にも3きょうだいがおりますが、日々観察していると、それぞれの言動はとても興味深い一方、ときに手が付けられないこともあります。
ご相談者様と同じように、「今私にできることは何だろう」ということをよく考えさせられます。
このことは世の中のママたちにも当てはまるようで、育児関係の雑誌などでも、きょうだい関係をテーマにした特集は頻繁に見られます。
きょうだいを育てるママたちの間でも、その平等性や関係の扱い方に関する話題はしばしばテーマになっています。
そこで今回は、2人以上のお子さんをお持ちのママ20人に、『きょうだいの絆を深めるために、日頃心がけていること』についてアンケートをとってみました。
すると、多くのママたちも親としてできることを考え、日頃から行動に移していることが分かりました。
すぐに実践できるアイデアも多かったので、ぜひ参考にしてみてください。

きょうだいの絆を深めるためのアイデア
・『まだ話せない小さな弟の気持ちを姉に代弁させるようにしています。「そうだね、おいしいね」、「怖かったんだね、もう大丈夫だよ」などと。声をかけると弟も納得するし、お姉ちゃんにも小さい子への気遣いを意識してほしいので』(1歳男の子・7歳女の子のママ)
・『たまに“お母さんが病気”という日を作り、ご飯を食べさせたら、“お母さん頭が痛くてもう起きていられないから自分で勉強してお風呂に入って歯を磨いて寝てね”と言い捨て、早々に寝てしまいます。そうすると兄妹仲良く協力し合って学校や塾の宿題を終わらせてくれます。私がガミガミ言うよりよっぽど効果的!』(8歳女の子・11歳男の子のママ)
・『言葉が増えてきたけれどまだ通じないことも多い2歳の弟の気持ちを姉は9割解釈できているので、それをとてもオーバーに褒めてあげることで、自分は弟を任せられていると思わせるようにしています』(2歳男の子・4歳女の子のママ)
・『世話焼きのお姉ちゃんなので、妹が許す限りの世話は姉にやらせています。保育園でも姉は妹の面倒をよく見ているようだし、妹も姉を頼っているようです』(3歳女の子・5歳女の子のママ)
・『兄妹だけでお風呂に入るようになってから、前より仲良くなった気がします。裸の付き合いは効果ありです』(4歳女の子・6歳女の子・8歳男の子のママ)
・『「大きい子が小さい子を守るんだよ。お父さんはお母さんと子どもたちを守り、お母さんは子どもたちを守り、お兄ちゃんは妹たち、お姉ちゃんは一番下の妹を守るんだよ」と、たまに声かけをしています。兄妹全員に効果があるわけではないけれど、そういう意識を持ってくれる子もいます』(3歳女の子・5歳女の子・7歳男の子ママ)
・『字の書けない妹が書きたがる手紙を姉に代筆させます』(4歳女の子・6歳女の子のママ)
・『おやつや頂きものの品など、なるべく姉弟自身で分け合うようにしています。ケンカになることもありますが、自分たちで分け合ったり譲り合ったりする気持ちを大事にしてほしいので』(2歳男の子・5歳男の子・8歳女の子のママ)
いかがでしたか?
どのママも、できるだけ自然な形でより良いきょうだい関係が築けるよう、工夫しながら接していることがわかります。
大きくなれば、その子の性格や考え方による『合う』『合わない』は出てくるかもしれません。
しかし、どんなに激しいケンカをしても、そのときどんなに嫌い合っていたとしても、じきにまた自然と笑い合える特別なきょうだいという関係。
問題にぶつかっても、その子の年齢に合った伝え方、やり方で、子どもにきちんと納得させることができれば、子ども同士の信頼感も自然と生まれてくるでしょう。
そこに意図や理由などなく、自然と結びついているもの、それがきょうだいであり、家族なのかもしれません。
●ライター/NANARUKA(フリーライター)