急がば回れ? 「トイレトレーニング」に悩む母親へのエール集
2016年1月28日 | よみもの急がば回れ? 「トイレトレーニング」に悩む母親へのエール集

【ママからのご相談】
来年から幼稚園に入園する予定の2歳児のママです。トイレトレーニングは焦ってもしょうがないものだと分かっていても、来年は幼稚園。
毎日何度も失敗されると、この状態がずっと続いたらどうしよう、と落ち込んでしまいます。
トイレトレーニングは“急がば回れ”です。先輩ママからの応援メッセージをご紹介します。
ご相談ありがとうございます。ライターのNANARUKAです。
トイレトレーニングの基本は、“おおらかに、根気強く”。
しかし、分かっていてもそううまくはいかないのも事実ですよね。
進み方には個人差があるものですし、この日までに絶対完了させなければならないという決まりもありません。
幼稚園入園がひとつの目安になるかもしれませんが、あくまでも目標ととらえて、気長に取り組みたいものです。
とはいえ、真剣に向き合うママの苦労も当然。
「イライラしてしまう!」「気が重い……」という気持ちとはつねに隣り合わせという方も多いことでしょう。
そんなときはふと立ち止まって、発想をチェンジしてみるとよいかもしれません。
ここでは、現在トイレトレーニングに立ち向かっているママへ、先輩ママたちからのアドバイス、気持ちをラクにするメッセージを集めました。

そろそろトイレトレーニングを始めようと思っているママへ
『人は人、自分は自分です。お友だちや情報に流されず、わが子の始めどきをしっかり見極めることが大切です』(4歳のママ)
『「この日から始めよう」「この日までに終わらせよう」と目標を立てても、残念ながら、ほとんどその通りにはいきません。上の子の前例が下の子に当てはまるとも限りません。スタート時期や中断の決定は、ママだけが感じる“思いつき”や“直感”を頼ってください!』(5歳・8歳のママ)
『おしっこの感覚がしっかり空くまでは待ちましょう。“急がば回れ”、トイレトレーニング中に何度唱えたか分かりません』(6歳・7歳のママ)
トイレトレーニングまっただ中のママへ
『一日に何度もお漏らしされて疲れたときは、「今日という日も過ぎてしまえばいい思い出になるはず!」と考え、わが子が成長したら今日の日のことを伝えてあげようと思いながら床を拭いていました。今ではそれが現実となり、よくわが子と小さいときのことを話しています』(11歳のママ)
『「一昨年この子はまだ私のお腹の中にいたというのに、今ではこうしてひとりでトイレを頑張っているなんて……」と、感動と愛おしさを感じてみてください!』(3歳のママ)
『今日までの積み重ねが明日すぐに実を結ぶとは限りません。明日には実を落とし、また一からやり直しかもしれません。けれど、その子にはその過程が必要なのです。戻ってやり直すことは、育児のプロセスではごく当たり前のことです』(12歳・15歳のママ)
つい最近トイレトレーニングを終えたママ、今では立派に成長したお子さんをお持ちのママからの言葉、心にしみるものばかりです。
初めにも書きましたが、トイレトレーニングの基本、“おおらかに、根気強く”。これはトイレに限らず、育児全般に言えることかもしれません。
どんな失敗も、その先にある“自立”への過程ととらえて、できるだけストレスをためずに見守りたいものですよね。
●ライター/NANARUKA(フリーライター)