JKノリにうんざり! 「性格が合わないママ友」との付き合い方
2016年1月26日 | よみものJKノリにうんざり! 「性格が合わないママ友」との付き合い方

【ママからのご相談】
ママ付き合いについてです。付き合いのあったAママに誘われてBママとCママとDママとランチに行きました。
でもその中のCママがどう考えても合わないタイプの人で……。
思ったことが顔に出やすい私はCママに対しても顔に出てしまい、Cが私を敵対視するように。
Cと仲良しのBとDからも冷たい言葉をあびせられ、そのママたちと顔を合わせるのもいやになりました。
なんだか女子高生の集まりのようなやり方に疑問を感じます。
気の進まないランチ会には“行かない”という選択を。
ご相談ありがとうございます。ママカウンセラーの赤井理香です。
ママ同士のランチの付き合いは、煩わしさもあるものの、子ども絡みの付き合いもあり、無下にできないというママが多いかもしれません。
しかし、ご相談者さまのように、ランチ会などの集まりに参加することで、余計こじれてしまうというケースもよく耳にします。
自分がそのランチ会を楽しみにしている場合は別として、もし、あまり楽しいイメージができない場合は、思い切って、「行かない」という選択をする方が良い場合が多々あります。
今回は、ご相談のように、すでにランチ会に参加して、何らかの感情的トラブルが生じた場合、その後、合わないママたちとどのようなスタンスでおつきあいすればよいのかについてお伝えします。

“女子高生のような集まり”の土俵から降りる
ご相談内容にあったように、“冷たい言葉をあびせられる”といった、現実的に嫌な思いをしている場合、同じ土俵に立って言葉を返してしまうと、さらにこじれてお互い嫌な思いをすることになります。
こういったママ同士のトラブルで、相手が、「間違っていました。ごめんなさい」と謝ってくることはほぼありません。
今回は、ご相談者様の方が最初に顔に出てしまったということなので、相手のママたちも、ご相談者様が『女子高生』と感じたのと同じように感じている可能性があります。
感情のもつれは理屈ではないので、どちらが“正しい”どちらが“間違っている”と、はっきり白黒つけられるように決着がつくことはありません。
人間関係のトラブルがあった場合は、同じ土俵に立っていると問題が大きく感じられ、ストレスにつながります。
アドラー心理学の提唱者であるアドラーも、相手が議論を吹っかけてきても相手にしないことや、自らケンカの土俵から降りること(土俵に乗らないこと)をすすめています。
今まで、数多くのママ友関係のご相談を受けましたが、ママ友関係のトラブルのほとんどは、「相手にしないで放っておく」ことが一番!
そのときはモヤモヤする気持ちがあったとしても、結果的には、問題が大きくならず、早い解決につながっています。
今回の場合で言うと、相手のママが子どもっぽい態度をしていたしても、相手にせず、淡々と過ごしていくことが、“土俵から降りる”という行為になると思います。
ママ同士の関係に限らず、人間が数名集まれば、合う人もいるし、合わない人もいるものです。
その中で、合わない人とは、感情をコントロールして冷静で一線引いた必要最小限の大人な付き合いを心がけることが必要です。
そして、慣れない間は勇気が入りますが、「気が乗らない集まりには参加しない」という選択することも、ぐっと人間関係が楽になる秘訣です。
【参考文献】
・『アドラー心理学入門ーよりよい人間関係のために』岸見一郎・著
●ライター/赤井理香(働くママ応援家)