1杯の牛乳から! 育ち盛りの子どもに「朝ごはん」を食べさせるコツ3つ
2016年1月22日 | よみもの1杯の牛乳から! 育ち盛りの子どもに「朝ごはん」を食べさせるコツ3つ

【ママからのご相談】
こんにちは。2歳の息子が最近朝ごはんを食べてくれなくなってしまいました。少し前から保育園に通いだしたのですが、朝ごはんをほんの一口だけ食べて拒否したり、全く食べずに保育園に登園することもしばしばあります。
しっかりと朝ごはんを食べてくれるいいアイデアがあれば教えてください。
朝食は1日の生活や、成長に必要なエネルギーにかかせません。
こんにちは! 1歳児を子育て中のママライターなかやまあぽろです。
わたしも同じような経験を、まさに今体験しています。息子さんは保育園に通っているとのことで、朝の限られた時間内で食事をとらせるのは大変ですね。
厚生労働省のガイドラインによると、1歳~5、6歳までの未就学児を対象とした食の調査では、“朝食を毎日食べる”割合は平成12年度で約87%であり、平成22年度の調査結果は約90%と増加しています。
これは、各地で取り組まれている“早寝、早起き、朝ごはん”という運動の成果だとしていますが、それでも約10%の子どもが朝食を食べない日があるという結果になります。
その背景には、少子化が進み、子どもが両親のリズムに合わせた生活を送っているという現状が見えてくるそうです。
今回は、実際に私が市の10・11か月健診の際に栄養士さんより指導されたことを元に、3つのコツをまとめてみました。参考にしてください。

子どもに“朝ご飯”を食べさせるコツ3つ
(1)朝は早く起こしましょう!
まず、朝はいつもより早く起こしてみましょう。起きてすぐでは、お腹もまだ目覚めていません。
お父さんやお母さんと一緒に朝食の支度をする時間をもち、余裕をもってしっかりと朝食をとることが目的です。
また、朝の光を浴びることによって昼夜のメリハリがつき、夜更かしをしにくくする習慣をつけるといいそうです。
(2)親子で楽しく食べよう!
子どもが朝ごはんを食べない理由の一つとして、「一人で食事をするから」という理由が挙げられるそう。
お父さんもお母さんも出勤前で朝はバタバタと落ち着きがなく、朝食抜きにする習慣は子どもにまで影響します。
どうしても両親共に時間に余裕がないようであれば、少しの時間でもよいので子どもと同じ席に着き、コップ一杯の水や牛乳、フルーツやクラッカーなど手軽なものから取り入れ、少しずつ食材のアイテムを増やして食事の時間を共有していくのがポイントです。
(3)夜更かしは厳禁! 夜食も控えて
わたしが参加した健診の栄養士さんの指導で一番印象的だったのが、「子どもの夜更かし」が特に多く見られ、食生活にも影響を及ぼすというお話でした。
特に、まだ兄弟がいない第1子の生活リズムは夜型化した大人の生活の影響を受けやすく、就寝時間が22時以降の乳幼児がこの20年間で半数以上にのぼるそうです。
夜更かしをすることによって疲れやすくなったり、食欲や集中力が低下したりと子どもの発達に影響を与えます。
さらに夜食を食べる機会も増え、朝の食欲も減退する原因になりますので極力控えましょう。
いかがでしたか?
22時前には就寝し、早起きするという生活リズムをつけることが朝ごはんをしっかり食べてくれる第一歩のようですね。よい結果になりますように!
【参考リンク】
・保育所における食事の提供ガイドライン | 厚生労働省(PDF)
●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)