意外とお金が必要!? 「田舎暮らし」のメリット&デメリット
2016年1月21日 | よみもの意外とお金が必要!? 「田舎暮らし」のメリット&デメリット

【男性からのご相談】
“リタイア”という文字が現実味を帯びてきました。そのなかで、将来的には、田舎暮らしをしたいと感じるようになりました。
自分の家、生まれ故郷に戻りたいと思っています。ただ、なにぶん都会暮らしが長く、不安があるのも確かです。現実を教えてください。
経済的には不利や不満を感じるケースもあるようです。
「田舎暮らしをしたい」と考える人は、それほど少なくはありません。しかしながら、そこにはいくつかの難問があるのも確かなことです。
ここでは、田舎暮らしのメリットとデメリットをお話ししていきます。

「経済的にはマイナス」という声も多い
“収入面”ということから考えると、「想像以上に悪くなった」と答えている層が多いことに着目しなければなりません。
国土交通省のデータによれば、20代以上のどの層であっても、「収入額という意味では、プラスよりもマイナスになっていると感じている」と答えている人の方が多いです。
支出額も多くなった、と考えている層が多いことにも着目しなければなりません。
もっとも、「暮らし向き自体はよくなった」と答えている人も多いため、単純比較は難しいでしょう。
人間関係ではプラスの意識を持つ人が多数派
経済的には厳しい結果となりましたが、“人間関係”においては、比較的良好な結果が出ています。
特に、「家族やパートナーとの関係性」については、多くの人が「好ましい方向にいった」と答えており、治安の面でも高評価が集まっています。
また、心配する人も多い「地域との関わり方」でも、40歳~59歳までの層以外では好感触であり、この点でも前向きな回答が得られています。
家族との話し合いを必ず持って
このように、田舎暮らしには、良い面と悪い面があります。特に、「どちらかの地元に帰る」という場合では、もう片方の配偶者が疎外感を覚えてしまう可能性もあります。
今まで都心の便利な生活になれていた人の場合、交通の便などで不満を覚えることも多いでしょう。
こういったトラブルをできる限り避けるためには、事前の話し合いが必須です。
経済的なプランをきちんと練り、これからの生活において不便がないのか、リスクはどのように解消していくかなどを話し合うようにしましょう。
【参考リンク】
・平成26年度 国土交通白書 | 国土交通省