2人目以降にも影響が? プレママを悩ます「妊娠中の腰痛」原因と対処法
2016年1月11日 | よみもの2人目以降にも影響が? プレママを悩ます「妊娠中の腰痛」原因と対処法

【ママからのご相談】
現在妊娠20週の妊婦です。初期のころから腰が痛いな……と思っていたのですが、おなかが大きくなるにつれてどんどん悪化してきました。
産婦人科で相談をしても妊婦さんには腰痛の薬や湿布は胎児に影響があるリスクがあるため、出せないと言われてしまいました。
これからますますおなかが大きくなったらどうなるのか……。何か良いケア方法はないでしょうか?
妊娠中の腰痛は、骨盤ベルトやエクササイズで改善をしましょう!
ご相談いただきありがとうございます。ママライターのましゅままです。
妊娠中の腰痛は、薬や湿布で対処することができないので改善しづらく、ツラいですよね。
ですが、妊娠中の腰痛を産後まで引きずると、2人目以降を再び妊娠した際、さらにひどい腰痛や尿漏れなどのトラブルを招く恐れがあります。
ぜひ妊娠中に適切なケアをして、腰痛を緩和させましょう。

妊娠中の腰痛の原因3つ
(1)ホルモンバランス
妊娠をすると出産時に赤ちゃんが骨盤を通るための準備に必須な“リラキシンホルモン”が分泌され、このホルモンが妊娠中の腰の筋肉を緊張させて、腰痛が引き起こりやすくなるのです。
(2)おなかが大きくなるため
おなかが大きくなってくると、後ろに沿った姿勢になり、腰が痛くなってしまいます。
また、骨盤のあたりが痛む原因は、骨盤部の結合部が子宮拡大に伴って負担が増えるためです。
そして子宮が大きくなる影響でおなか、骨盤内の血管を圧迫し血行不良を起こして腰が冷えてしまうことでも、腰痛の原因となります。
(3)精神的要因
精神的なストレスや不安も腰痛を引き起こします。
おなかが大きくなっていくことで動きづらくなり、細かな生活が不便になりストレスを感じたり、妊娠中のイライラや出産、育児へのプレッシャーから精神的にストレスを感じて腰痛につながってしまうこともあるのです。
妊娠中の腰痛の対処法3つ
(a)骨盤ベルトの着用
骨盤ベルトを着用することで、骨盤の動きを抑制し、骨盤周りの筋肉を強化してくれることで腰痛を緩和してくれます。
(b)適度な運動を取り入れる
適度な運動を取り入れることで腹部の筋肉が鍛えられ、姿勢も改善される上に腰の血行も良くなり、腰痛の緩和につながります。
(c)腰を温めてリラックスする時間を取り入れる
ゆっくりと湯船につかる時間を設けて、保温効果のある腹帯や腹巻を着用し腰を冷やさないようにしましょう。
適度な運動が腰痛改善のカギ
いかがでしたか?
ある産婦人科のHPには、『ストレッチや整体などの対策より水中エクササイズなどの妊婦向けの運動を取り入れた妊婦さんのほうが産後1年後の腰痛の改善がみられる』というデータがあります。
安静の指示がある妊婦さんはいけませんが、適度に運動を取り入れることで腰痛の緩和がみられることは確かなようです。
リラックスをして運動をすることでストレスも解消されます。散歩や、妊婦さん向けのヨガ、ビクスに積極的に参加し、体を動かす機会を作るようにしましょう。
●ライター/ましゅまま(ママライター)