良いモノも悪いモノも! 母乳に影響を与える“飲み物”の種類と注意点
2016年1月11日 | よみもの良いモノも悪いモノも! 母乳に影響を与える“飲み物”の種類と注意点

【ママからのご相談】
来月、第一子の出産を控えています。子どもの育児は母乳でしたいと考えています。
先日、母との何気ない会話の中で、「母乳育児をしたい」ということを話すと、母は母乳が少ないタイプで私を育てるのにはミルクを飲ませていたということを知りました。
今から少しでも母乳が出やすくなるように、飲み物も工夫していこうと思っています。母乳に良い飲み物にはどんなものがあるのでしょうか。
麦茶やハーブティーなど。母乳に良い飲み物は赤ちゃんにも母体にも良い飲み物です。
ご相談ありがとうございます。ママライターのマフィーです。
もうすぐご出産ですね! おめでとうございます。初めてのお子様とのこと、とても楽しみですね。
妊娠中は口にしたものは母体を通して赤ちゃんに、出産後は口にしたものが母乳を通して赤ちゃんに伝わっていきます。
食べるものや飲むものに注意を払っているママたちは多いはずです。では、母乳に良い飲み物にはどんなものがあるでしょうか。

母乳に良い飲み物
ではまず母乳に良いとされている飲み物からご紹介します。
麦茶、ほうじ茶、番茶、玄米茶など
麦茶は体を冷やす作用があるので、飲み過ぎには注意が必要です。冬場は暖かくして飲むとなお良いです。
ハーブティー
ハーブティーの中には母乳の量を改善する効果があるものがあります。ただ種類によっては母乳量を減少させる作用を含むものもあるので、購入前に確認してください。
たんぽぽコーヒー
こちらはコーヒー好きの妊婦にはおなじみの飲み物ですね。母乳不足や乳腺炎の解消には、たんぽぽの根っこを煎じたものが良いと言われています。
ノンカフェインのものも販売されています。ただし、母乳が出すぎる方は控えてください。
ルイボスティー
ルイボスティーに含まれる成分で、妊娠期、授乳期に関わりが深いものは『亜鉛』『カルシウム』『鉄分』の3つです。
妊娠中の女性が亜鉛を摂取すると、胎児の免疫システムが強化されると言われており、母体のカルシウム不足は赤ちゃんの骨や歯の弱さを引き起こします。
鉄分はお腹の中の赤ちゃんに新鮮な酸素と栄養を送ってあげるために欠かせません。そのままでもお茶代わりに飲めますが、砂糖を入れて飲む方もいるようです。
母乳に良くない飲み物は
では次に、母乳に良くないと言われている飲み物です。
カフェインを含む飲み物
授乳中にカフェインを摂取すると、微量ではありますが母乳にカフェインが含まれてしまいます。
また妊娠中にカフェインを摂取しても、その成分はお腹の赤ちゃんのもとに届いてしまいます。
妊娠中のカフェインの過度な摂取は、最悪の場合には流産の危険性もあり、授乳中のカフェインは赤ちゃんにとって興奮剤の作用があります。
アルコール類
アルコールの成分も、母体を通してあるいは母乳を通して、赤ちゃんの体内に入ってしまうことがあります。授乳が終わるまではやめておいたほうが無難です。
炭酸飲料
妊娠中は特に飲みたくなってしまう炭酸飲料。炭酸の刺激で気づかないことが多いですが、炭酸飲料は糖分がたくさん入っています。
普通のジュースであれば甘さに気づくところが、炭酸飲料だと気づかないことも。
取り過ぎた糖分は乳腺を詰まらせ、母乳が出にくくなったり乳腺炎になってしまったりすることがあります。
母乳にはリラックスも大切。自分時間のお供に
母乳が出るか出ないかはもともとの体質によるものも大きいですが、母親の体調や心境に左右されることも多くあるように思います。
寝不足や不規則な生活が続くと母乳が出にくくなったり、逆にリラックスしていると母乳の出が良くなったり。
赤ちゃんが生まれて少し経つと、毎日の身の回りのお世話や夜泣きにストレスを感じることもあります。
妊娠中でも思い通りにならない体にイライラすることもありますよね。そんなときこそリラックスタイムのお供に、お気に入りのハーブティーや温かいお茶で一息ついてみてください。
●ライター/マフィー(ママライター)