いつから始めるべき? 赤ちゃんの「おむつはずし」のコツ3つ
2015年12月30日 | よみものいつから始めるべき? 赤ちゃんの「おむつはずし」のコツ3つ

【ママからのご相談】
2歳半の女の子のママです。そろそろおむつを外さないとと思うのですが、やり方が全然わかりません。オススメの方法を教えてください。
子どものタイプによってやりかたはイロイロ。その子にあった方法を選びましょう。
こんにちは! ママライターの広瀬まおです。
『おむつはずし』という言葉で検索すると、いろんな情報があふれかえっていて、かえって判断がつきにくいですよね。「で、結局どれにすればいいの?」と混乱する気持ち、わかります。私もかつてそうでした。
ここではおむつはずしの基本的な方法と選択するときの注意点を書いておきますね。

季節は春~夏がオススメ
理由はカンタン。洗濯物が乾きやすいんです。
梅雨を避けてスタートするのをオススメします。秋のスタートでもいいのですが、すぐに冬がきてしまうんですね。寒さでトイレが近くなりがちなので、冬の前に自分でコントロールできるようになっておきたいところです。
おむつはずしを楽しくする工夫3つ
(1)シールで誘う
トイレの入り口にマスキングテープなどで封筒をぺたり。中にシールを入れておきましょう。行くたびに1枚とってよいことにしておくと、シールにつられて向かいます(笑)。
台紙を一緒に作っても楽しいですよ。
(2)トイレを子ども仕様にする
好きなキャラクターのカバーをつけたり、スリッパを用意したり。にぎやかな感じを出すと、喜ぶ子は多いです。
(3)パンツは好きな柄で
それまでお気に入りだったオムツからパンツに変わる、というのは子どもにとって大きな変化。お気に入りのパンツを選ばせてあげましょう。
おむつはずしを進めるコツ3つ
最初は食事が終わってお腹が動くころに声をかけて一緒にトイレに。
1日1回もいければいいですし、だんだん回数を増やしていきます。
(a)まずは便座に座ってみる
出ても出なくても、座れたことを褒めます。トイレって、子どもにとってはそれまで足を踏み入れることのない未知の場所。「わー、大人みたい!」と褒めちぎりましょう。
(b)もしできたらほめましょう
今すぐ地球が滅ぶのではないかというぐらい大げさに褒めましょう。褒められることで自信になりますし、「良いことなんだ」と認識できます。
(c)失敗は責めない。お口にチャック
これは意外と難しいです。つい「ああもう、だから言ったのに」と言いたくなりますが、ぐっと我慢。「今度はもうちょっと早く行こうか」と、どこを改善するべきかをソフトに伝えます。
ちなみにわが家の場合、慎重派な次女は上記の進め方でしたが、奔放な長女は全く別の方法でした。
夏生まれだったので3歳の誕生日に「おめでとう! もうお姉さんだね!」といきなり普通のパンツに変更。トイレも喜んで行き、3日で外れました。負けず嫌いな資質を利用しましたが、これはレアケースだと思います。
次女は半年以上かかって、今でも一人でトイレにいけません。必ず家族誰かがついてくることを求めます。ドアの前でずーっと待っているのが私の役目です(笑)。
大切なのはスタートのタイミング
近年、おむつをはずす年齢が下がっていく傾向があります。自分の子どもより小さな子がはずれたという話を聞くと、焦りを感じることもあるでしょう。
ただし、育児に焦りは禁物。
米国ウェイクフォレスト大学の小児泌尿器科教授であるスティーブ・ホッジズ博士は、『早すぎるおむつはずしは子どもにとって負担が大きい。必要以上におしっこやうんちを我慢すると、子どもの健康に影響が出る』と警鐘を鳴らしています。むやみに早ければ良いというものでもないのです。
だから、おむつはずしを始めるにはタイミングを見極める必要があります。
・意思の疎通はできているか
・尿意がわかるか
・本人の性格は?
毎日わが子を見ているママだからこそできる判断です。お子さんのタイプにあった方法を選んで、よりよいおむつはずし体験をしてくださいね。
●ライター/広瀬まお(コピーライター)