保育園のお迎えも! ワーママの「仕事・育児の両立」を助けるサービス
2015年12月18日 | よみもの保育園のお迎えも! ワーママの「仕事・育児の両立」を助けるサービス

【ママからのご相談】
4月から職場復帰します。保育園に入ると、子どもの発熱で園から呼び出されることが多いと聞くのですが、そのときに早退する場合はどうすればいいのでしょうか。
逆に、朝発熱がわかって遅刻や欠席を急にしなければいけないとも聞きます。何かいい方法はないものでしょうか。
病児保育とベビーシッターの活用で、急な呼び出しに備えましょう。
自治体運営の値段が安い病児保育サービスは、すぐに定員に達してしまうために自分が休むしかない、という悩みをよく耳にします。
民間の病児保育やベビーシッターは高いから使ってこなかったという方も、自治体や会社からの補助金を利用してみてはいかがでしょうか。
また、本当に困る急な呼び出し時、代わりに迎えに行ってもらえるサービスも拡大しています。

明日は出勤したい……自治体の補助を使いながら病児保育サービスを利用する
お子さんの体調が悪いことがわかっているので明日会社を休まなければいけない、でも預かってもらえるなら出社したいですよね。
そういうときに、東京都の千代田区や文京区では病児保育やベビーシッター利用料の半分を区が負担してくれます(千代田区は月2回目以降適用)。渋谷区や足立区、北区では1時間あたり1,000円の補助が出ます。
しかし、病児保育の利用者に対する補助金を出す自治体はまだまだ少数です。
また、会社の福利厚生で、1時間700円から1,000円程度のベビーシッター利用券が使えるところもあります。こちらはぜひ復職前にチェックしておくことをおすすめします。
今日発熱! 呼び出された……緊急対応してくれるベビーシッターサービスを利用する
民間のベビーシッターサービスは、1時間1,800円~と高いです。
しかし、働くママに大変ありがたいサービスを展開してくれている会社もあります。
例えば、保育園から呼び出されても迎えに行けないとき、シッターさんが会社まで来て自宅の鍵を預かってくれて、保育園の子どもをお迎え、小児科で受診、家まで送り届けてくれるのです。
事前登録料、年会費などで数万円がかかる場合もありますが、無料会員、ビジター料金(時間決めの料金が割り高になる)で利用できる会社もあります。
復職前にやっておこう、病児保育の事前リサーチ
託児所型の病児保育なら、
(1)自治体の病児保育にはどのようなものがあるか、その登録方法
(2)民間の病児保育はどのようなものがあるか、補助金があるか
の2点を確認しておきます。
ベビーシッターサービス型の病児保育であれば、相性がよく、信頼できるシッターさん探しをした方がよいでしょう。登録料がかかっても、毎回同じ方にお迎えに来てもらえるなら親子ともども安心です。
経験豊富で何でもよく知っている有資格者のシッターさん、おばあちゃんのような温かい対応をしてくれる年配のシッターさん、さまざまいらっしゃいます。
ベビーシッターサービス利用上の注意点
ベビーシッターサービスは、緊急の際は本当に便利ですが、事前登録しておかないと緊急対応してもらえません。思い立ったら登録しておいたほうがよいでしょう。
保育園側にもお迎えにベビーシッターさんが来る場合があることを伝えておく必要があります。保育園側も、お迎えのリストに載っている人以外への引き渡しはしてくれません。
ベビーシッター会社と保育園、両方に緊急時の対応をすり合わせておきましょう。
いかがでしたでしょうか?
高額ながら緊急対応可のベビーシッターサービス、予約すれば割安で預けられる公立の病児保育、そして自分の有給。
これらをうまくやりくりして、乳児期の子育てと仕事を両立させ、自分の目指すキャリアを実現させましょう。
【参考リンク】
・病児・病後児保育利用料金助成 | 渋谷区
●モデル/坂井由有紀(央将くん)