人格障害カモ!? 職場にいる「やたらと偉そうな上司」への対処法
2015年12月17日 | よみもの人格障害カモ!? 職場にいる「やたらと偉そうな上司」への対処法

【男性からのご相談】
偉そうな上司が居て困っています。何かにつけては文句を言ってきて、偉そうなんです。なにか良い対処方法はありませんか?
自己愛性パーソナリティ障害の可能性があります。一方で、実はあえてそのような態度でいるのかもしれません。腹を割って話してみましょう。
こんにちはライターの佐藤です。
親と上司は選べないと言うような言葉もありますが、相談者様のように毎日会う相手が苦手な人物の場合、生活そのものが嫌になってしまいます。

自己愛性パーソナリティ障害の疑いがある
やたらと自分をアピールしようとする人間は、自己愛性パーソナリティ障害の疑いがあると言うことは何度も取り上げてきました。
このような“偉そう”な態度をとる人間についても、自己愛性パーソナリティ障害にかかっている疑いがあります。
自分を大きく見せたいと言う心理が働く
ではなぜ偉そうにするのでしょうか。自分を偉く見せたい、大きく見せたいという心理が働き、相手を徹底的に見下すことでそれを実現させているのです。
また、自己愛性パーソナリティ障害の人間は人に教えを請うことを嫌います。
上司になるような人もかつては頭を下げることをいとわなかったものと思われますが、権力を手にすることで自己愛に満ちるようになり、どんどんと偉そうになっていきます。
なかには、自分の地位を取られまいとする防御本能から下にきつく当たり力を誇示しようと考えている人も居るようです。
真意を見極めることが大切
もちろん、偉そうにしている全ての人間が自己愛性パーソナリティ障害であるか否かはわかりません。
偉そうにしていながら、実は部下や会社のことを考えて、あえてそのような態度に出ている可能性もあります。
まずはコミュニケーションを多く取り、真意を確かめてみてはいかがでしょうか。単なる偉そうで嫌味な人物なのか、実は先々を読んでの行動なのかが分かると思います。
もし可能ならば、「言い方がキツいですよ」「部下は困っていますよ」と言ってみるのも良いでしょう。
偉そうな人間と話すことはたしかにイライラして嫌なものですが、話してみると新しい発見があるかもしれません。
「今日飲みに行きませんか!」と誘ってみると、意外とうれしそうな反応を見せるかもしれませんよ。
【参考リンク】
・パーソナリティー障害 | 厚生労働省
●ライター/佐藤俊治(フリーライター)