世間の平均は? ママが参考にしたい「中学生の学習時間」の目安
2015年11月30日 | よみもの世間の平均は? ママが参考にしたい「中学生の学習時間」の目安

こんにちは、塾講師の福嶺美優です。
塾講師をしておりますと、「1日に何時間勉強したらいいのか」という質問を受けることが多々あります。そこで今回は、全国調査から見る平均学習時間と、学習時間の目安についてご紹介します。

中学生の約36%が、平日の1日当たり2時間以上勉強している
平成27年度全国学力・学習状況調査(全国版/中学校)によると、「学校の授業時間以外に,普段(月~金曜日)、1日当たりどれくらいの時間勉強をしますか」という質問に対し、
・「3時間以上」……10.5%
・「2時間以上3時間未満」……25.3%
・「1時間以上2時間未満」……33.3%
となりました。つまり、全体の約7割の生徒が1時間以上学習しており、約4割の生徒が2時間以上学習しているようです。
学習時間の目安は“2時間”!?
もちろん、学年や個々のお子様によって、必要な勉強時間や平均時間というのは変動するものなので、あくまで調査結果は目安でしかありません。しかし、お子様の勉強時間について考えるときに、上記の“2時間”というのも一つの参考にされてはいかがでしょうか。
問題の質も重要となりますが、ある程度の演習量を5教科こなすとなると、実は2時間と言うのは少ない位なのかもしれません。
学校の宿題だけで満足させない
お子様がもし、学校の宿題だけで満足してしまっているのであれば、次のテストまでに何をやるべきか本人に書き出させてみましょう。学校からの提出物や日々の学校でのプリントの復習など、やるべきことはたくさんあるはず。
それをテスト週間だけでなく毎日コツコツこなすことで、より長期的な記憶の定着を図ることができます。また、それによりテスト前には応用問題まで手を伸ばすことができます。
勉強時間と言うのはあくまで目安でしかありませんし、必要な時間というのはそれぞれのお子さまによって変わってきます。しかしながら、調査によって全体の約36%は2時間以上勉強をしていることが判明したのは事実。一つの目安として参考にされてはいかがでしょうか。
【参考リンク】
・平成27年度全国学力・学習状況調査結果のポイント | 国立教育政策研究所(PDF)
●ライター/福嶺美優(現役塾講師)