これでドヤ顔できる? 「シャンパン」と「スパークリングワイン」の違い
2015年11月26日 | よみものこれでドヤ顔できる? 「シャンパン」と「スパークリングワイン」の違い

【男性からのご相談】
彼女とクリスマスデートをするつもりなので、今からプランを練っています。そのときにふと思ったのが、シャンパンとスパークリングワインはどう違うのか、ということです。初歩的な質問かとは思いますが、彼女に披露できるような豆知識つきで教えてもらえると助かります。
シャンパンはスパークリングワインの1種です。
クリスマスデート、楽しそうですね。その楽しいお祝いの場に華を添えるのが、“発泡酒”です。今回は、よくある疑問“スパークリングワインとシャンパンの違い”についてお話していきます。
実はこの2つというのは、“まったく違うもの”ではありません。しばしば、「シャンパンの方がスパークリングワインよりも高級である」と言われていますが、そもそもスパークリングワインというのは“シャンパンを含めた発泡ワイン”のことを指しています。つまり、「スパークリングワインの種類のなかに、シャンパンがある」ということなのです。

シャンパンが特別な理由とは
ただし、シャンパンは、その数多くあるスパークリングワインのなかでも特別なものであることは間違いありません。なぜなら、「シャンパン」という名称を掲げることができるのは、フランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインだけであるからです。
スパークリングワインには“赤のスパークリングワイン”というものが存在します。しかしながら、シャンパンには赤のものは存在しません。これは製造のときのやり方によるのですが、このような希少性から、「シャンパンは特別なもの」というイメージが強いのです。
シャンパンと同じ製法のお酒
シャンパンは、瓶のなかで2度目の発酵を行うという手順をとっています。実は、他にもこのような製法をとるスパークリングワインがあります。それが“カヴァ”と呼ばれるものです。
もちろん、シャンパン・スパークリングワインに限らず、お酒というのはその土地や生産者の個性が出るものです。そのため、カヴァが必ずしもシャンパンと同じ味である、ということは言えません。ただ同時に、カヴァやほかのスパークリングワインがシャンパンに劣る、ということも言えないのです。
グレードによっても値段は変わりますが、シャンパンはそれ以外に比べて総じて高めです。値段をとるか、雰囲気をとるか。なかなか悩みどころですね。
【参考リンク】
・基礎知識(スパークリングワイン) | アサヒワインコム(アサヒビール)