飲酒だけじゃない!? “ガンマGTP”の数値が高い原因と対処法
2015年10月27日 | よみもの飲酒だけじゃない!? “ガンマGTP”の数値が高い原因と対処法

(3)しじみを食べる
二日酔いに効くと言われているしじみですが、これはタウリンが豊富に含まれているため。
タウリンを肝臓に補うことで、アルコールが肝細胞を損傷するのを防ぐことができ、修復の手助けにもなります。
肝臓の回復に役立つ栄養素が多いことから「生きた肝臓薬」とも言われており、肝臓の機能を高めるメチオニンなどアミノ酸も豊富です。
(4)ツボを押す
足の親指の爪の生え際の人差し指側にある、『大敦(たいとん)』と呼ばれるツボは、弱まった肝機能を高める効果があると言われています。
親指を両側から押さえ、大敦と親指の外側を挟むようにしてください。1〜2分揉み込むことで、二日酔いの改善などにも効果があるでしょう。
(5)運動する
ガンマGTPをさげるためには運動も効果的で、これは特に肥満の傾向がある人におすすめです。
肝臓に脂肪がつきすぎてしまうと、働きが悪くなってしまい、悪影響を及ぼしてしまいます。
この脂肪を燃焼させるのに最適なのは運動すること。一気に効果が出ることはありませんが、継続することで改善にむかうでしょう。
ただし、急に負荷の強い運動をしてしまうと悪影響を及ぼすこともあるため、まずは、「歩く速度を上げる」「エスカレーターでなく階段を使う」などの運動から始めてみましょう。
日本人のアルコール適正量

ガンマGTPの値だけが高い場合にはそれほど心配はいりませんが、それでもアルコールを飲み過ぎていることには違いありません。
日本人はアルコールの分解がうまくない人も多いため、飲酒量を意識することで無用な上昇を防ぐようにすることが大切です。
日本人の一般的な成人男性では、1日平均20gのアルコール量が適量と言われています。
これは、ビールであれば中ビン1本、日本酒なら1合、ワインだとグラス2杯が目安。
意外と少ないと思われるかもしれませんが、アルコールが体に及ぼすダメージはそれだけ大きいということです。
→次ページでは、検査が必要になる状況について見ていきましょう。