アレルギーと関係が? 赤ちゃんの「接触性皮膚炎」の原因とケア方法
2015年10月14日 | よみものアレルギーと関係が? 赤ちゃんの「接触性皮膚炎」の原因とケア方法

【ママからのご相談】
1歳半の子どもがいます。夏の暑い時期から、子どもが体をかゆがるようになり、秋になっても治まりません。全身というわけではなく、主におしりや口の周りなど、一部のみという感じです。インターネットで見てみると、接触性皮膚炎の可能性が高いようです。病院に行くほどひどいわけではないと思うのですが、かゆがっているのもかわいそうです。子どもが接触性皮膚炎の場合、他のママはどのように過ごさせているのでしょうか。
清潔にすることと原因を取り除くことを徹底しましょう!
ご相談ありがとうございます。ママライターのマフィーです。
お子様の肌のかぶれ、心配ですね。かゆみの度合いが自分のことではないので分かりづらく、それだけに泣いている子どもを見るのがツラくなってしまいますよね。
少し前のことになりますが、現在小学校1年の長女が1歳前後のときに、「接触性皮膚炎の可能性がある」と言われたことがありました。普段はわりとのんきに子育てをしていた私ですが、そのときの子どもの不機嫌さには弱り果ててしまった記憶があります。
今回は、接触性皮膚炎について見ていきましょう。

接触性皮膚炎の種類2つ
接触性皮膚炎は、湿しんやかぶれの種類の一つ。赤いブツブツができたり、皮膚が盛り上がったり、水ほうになったりします。場合によって分類の仕方が異なるようですが、誰にでも起こるタイプと、原因物質に対してアレルギーを起こす人だけに生じるタイプのものに分けることができます。
(1)刺激性皮膚炎
原因物質の毒性の強さによって症状の強さが決まります。毒性のある植物や虫の毒、油、洗剤などが原因になることがあり、アレルギー反応ではないので、誰でも起こりうる皮膚炎です。発疹は、水ほう、紅斑、丘しんなど、典型的な湿しんであることが多いようです。
(2)アレルギー性接触皮膚炎
原因物質に繰り返し触れることで、湿しんがあらわれます。ひどくなると表皮に水ほうができることも。アトピー性皮膚炎とは違い、原因となっている刺激を排除することで改善することができます。
接触性皮膚炎の主な原因5つ
赤ちゃんや幼児の場合、皮膚炎の原因となる代表的なものは、
・よだれ、食べこぼしや果汁
・おむつのテープやアンモニア
・衣服の繊維やタグ
・母親の化粧品やヘアケア用品
・洗剤や石けん
などです。
お子様の身の回りで、思い当たるものはあるでしょうか。口の周りに湿しんがあるのであれば、よだれや食べこぼしが原因かもしれません。
自宅でのケア方法と私がした対処法
詳しく調べてもらったわけではありませんが、私の長女の場合は“アレルギー性接触皮膚炎”だったと思います。朝のオムツ替えのときに、おしりに水ほうができてることに気がつきました。
水ぼうそうかと思い病院へ行きましたが、おしり以外にはまったく何もなかったことから、「接触性皮膚炎かもしれない」と言われました。当時、接触性皮膚炎なんて耳にしたこともありませんでした。
接触性皮膚炎の治療とケア方法は、
・患部を清潔に保つ
・原因物質に触れない
・できるだけかきむしらせないようにする
・ひどい場合は、薬を塗る
が基本となります。
私はとりあえず、原因物質を排除することから始めました。湿しんが出た場所がおしりだったので、原因が分かりやすかったです。履いていた紙おむつか、尿に反応しているのだろうと目星をつけて、使用していた紙おむつは普通のパンツに。夜中のおしっこには、おねしょシーツで対処しました。もちろん、まだ1歳の子どもだったので毎日のように布団を干してシーツを洗いました。
すると、1か月もたたないうちにおしりの湿しんは引いていきました。私がしていたのは、紙おむつを使用しないことと、尿が肌に触れる時間をできる限り少なくするということだけです。肌に尿がついてしまったときは、水で洗い流すようにしていました。
ちなみに、私は紙おむつの使用をやめてしまいましたが、違った素材の紙おむつを使うことでも対処できていたのかもしれません。
一度は病院で相談を
私の場合、原因が分かりやすかったのですぐに症状が改善されましたが、原因が分からないこともあると思います。自宅ケアでは不安が残るようであれば、一度病院で相談してみたほうがいいかもしれません。
●ライター/マフィー(ママライター)