プレママは再確認! 成長の節目に行われる“子どものお祝い行事”6つ
2015年8月18日 | よみものプレママは再確認! 成長の節目に行われる“子どものお祝い行事”6つ

【ママからのご相談】
現在妊娠初期です。日本では子どもが生まれてからいくつか節目の行事がありますが、それぞれどんな意味をもっているのでしょうか?
知っているようで知らなかった行事の意味をご紹介します!
こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターの横山かおりです。
日本ではこの国ならではの行事が生まれてからいくつもありますよね。
じつは筆者も先日第2子のお宮参りをすませてきたばかりなのですが、その際に神主さんから行事についてのお話をうかがってきたのでご紹介します。

子どもの節目のお祝い6つ
(1)安産祈願
犬は多産で安産であることから、妊娠5か月の戌の日に神社に安産を祈願します。子を授かったことを感謝し、岩のように丈夫に育ちますようにという意味の『岩田(いわた)斎肌(いはだ)帯』を締める習わしとして、腹帯に願いを込めます。
(2)お七夜・命名
昔は子どもが生まれても無事に育つとは限らなかったため、生後7日目を大事な節目としてお祝いすることになったお七夜。名前を決めたりする、人生最初の節目です。
(3)初宮
子どもが初めて神社にお参りをする初宮参り(お宮参り)。神さまに無事に生まれたことへの感謝と奉告をし、これからの成長を見守ってもらうよう祈願するものです。男の子は生後31日目、女の子は生後33日目に行うものとも言われています。
(4)お食い初め
生後100日後に、「食べ物に一生困りませんように」という祈願をするお食い初め。歯が丈夫であることを祈り、地域によってはお膳に小石をのせるところもあります。
(5)初節句
生まれてから最初に迎える節句が“初節句”。子どもの健やかな成長を祈ります。
男の子は5月5日の端午の節句でたくましく成長することを祈り、鯉のぼりや武者人形を飾ります。また邪気を払うと言われている菖蒲湯に入ります。
女の子は桃の節句を3月3日に行います。雛人形を飾り、ちらし寿司や蛤のお吸い物などをいただきます。
(6)七五三
3歳の男女児(地域による)、5歳の男児、7歳の女児が晴れ着を着て家族でお参りをします。これまでの成長を感謝し、これからの成長を祈願します。
昔は七五三を終えると社会の一員として扱われるようになったといいます。
大きな節目をご紹介してきましたが、それぞれきちんと意味を理解した上で行事を執り行いたいですね。
海外から新しい文化も次々と流入してきていますが、日本古来のこういう文化もしっかりと受け継いでいきたいものです。
【参考リンク】
・七五三 | フォトスタジオプライム
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●ライター/横山かおり(ママライター、元モデル)