わが子でもムリ!? 子ども嫌いの夫を持った体験談と対処法
2015年8月14日 | よみものわが子でもムリ!? 子ども嫌いの夫を持った体験談と対処法

結婚して子どもを作るというのが当たり前と考えられていた時代は過ぎ、家族の形は多様化しています。
夫婦関係を楽しむことを目的に、あえて子どもを作らないという人も増えている様子。
また中には「子どもが嫌いだから」という理由で子どもを作らないという人もいるでしょう。
しかし、夫婦でこの考えにズレが生じてしまうと大きな問題に。
自分のお腹を痛めて生んだママは子どもの実感がわいてくるものの、パパは依然として子どもに苦手意識を持ったままということもありえるのです。
子ども嫌いには何か理由があるのか。今回は、子ども嫌いな夫を持ってしまった人たちの体験談やその対処法などを見ていきましょう。

夫が子ども嫌いになる理由
男性が苦手意識を持つ理由のひとつが、「わからない」というもの。
これまで赤ちゃんと接する機会がなく、どのように触れ合っていいのか戸惑ってしまい、それが「苦手なこと」と認識されてしまうことがあるのです。
通常であれば時間の経過とともに慣れていくものですが、子どもが生まれた後も仕事で忙しく接する時間が増えなければ、克服するきっかけがつかめないこともあるでしょう。
特に、女性は赤ちゃんがお腹の中にいることで「母親になる」という実感を徐々に持つものですが、ある日突然目の前に赤ちゃんが現れることになる父親は、受け入れることができないこともあるのです。
子ども嫌いな夫を持った人の体験談
『子ども嫌いでも、自分の子どもはかわいいと感じられるって言うじゃないですか? 私の夫はその逆で、子どもが生まれる前は「早く見たいな」と前向きで子ども好きな様子だったのですが、実際に生まれてから態度が急変しました。
「いつまで泣くの?」「わがまますぎ」とか言って、赤ちゃんなら当たり前のことでも自分の思い通りにならないと不機嫌になるんです。面倒も見てくれないし、これから一緒にやっていく自信がなくなりました』(30代女性/1児のママ)
『結婚前から子ども嫌いを公言していた夫。それが原因で結婚をやめようかと悩んだほどですが、それ以外の部分は好きだったし、自分の子どもが生まれればかわいがってくれるだろうと思っていました。
ところが、実際に出産してからも夫の子ども嫌いがなおることはなく、子どものことでトラブルが起きると「だから生むなって言ったんだ」とまで言う始末。途方に暮れています……』(20代女性/1児のママ)
『長男が生まれたときにはあたふたするばかりで、距離の取り方に戸惑っているようでした。もちろん赤ちゃんの世話をすることもなく、泣いていると「泣いてるよ」と他人事のように言ってくるんです。
ただ、次男が生まれたときには別人のようになって、率先してお風呂に入れたりおむつを替えたり……。今考えると、長男のときは私もわからないことだらけで、夫にキツくあたることがあったのがいけなかったのかなと思います。次男が生まれてから変えたのは、夫を褒めるようにしたこと。やっぱり夫は育てるものかもしれませんね』(30代女性/2児のママ)
子ども嫌いの夫への対処法
子どもを苦手だと感じる夫自身も、なぜ自分が子どもを好きになれないのかはっきりとわからないまま悩みを抱えていることもあります。
「どうしたらいいのかわからない」という場合には、何かひとつ役割を担ってもらうのが効果的です。おむつ交換だったり、お風呂に入れることだったり。
ママに比べ、パパが「自分の子どもなんだ」と実感するのに時間がかかるのは仕方ないことです。
ひとたび実感すれば、まるで別人のように変わることも考えられます。もちろん、失敗することもあるでしょうが、初めてのことですから穏やかな気持ちで見守ることも必要です。
ただし、金銭面や人生設計についての考え方など、夫婦のライフプランを考えた上で子どもを持たないという決断をする男性もいます。
それを「子ども嫌い」で片付けて一方がムリに進めてしまえば、ミゾが生じてしまう可能性はあるでしょう。
“子どもを持つ”というのは人生において重大なことです。必ず十分な話し合いをもったうえで子どもを作ることが大切ですね。
いかがでしたか?
「子ども嫌い」と聞くと、まるで人格に問題があるかのように感じる人もいるかもしれませんが、しっかりと向き合うことでその原因がわかったり、対処法が判明したりすることもあります。
子育ては、決して特別なことが求められるわけではありません。まずは夫婦で楽しむことを大切にしてみてはいかがでしょうか。
●文/パピマミ編集部