夜の筋トレはNG? “睡眠の質”を高める方法5つ
2015年8月12日 | よみもの夜の筋トレはNG? “睡眠の質”を高める方法5つ

【女性からのご相談】
30代のOLです。毎晩眠れないので、焼酎でレモンサワーを作りグラス2杯ほど飲んでから寝ています。眠りにはつけるのですが、翌日スッキリしません。量はそこまで飲んでいないつもりです。寝酒はやめたほうがいいでしょうか?
すぐに眠れるからという理由で、寝る前にお酒を飲むことはやめましょう。
こんにちは、ライターの渦マキです。
なかなか眠れないときは、「眠れない、眠れない、大変」と気ばかりあせって、余計に眠れなくなってしまい悪循環に陥ってしまいがちですよね。
確かにお酒を飲むことで、すぐに眠りにつくことができます。しかし、その方法では“質のいい眠り”を得ることができません。相談者さまのように、起きた後にスッキリと目覚められず、体がだるくなったり頭がボーッとしてしまいます。良いコンディションで1日を過ごすことができません。
寝る前にお酒を飲むことで、自律神経の働きに悪い影響を与えているのです。今夜から、寝る前のお酒はやめて別な方法を試してみましょう。

質の高い睡眠を得る5つの方法
(1)運動は避ける
筋トレやジョギングを実行されている場合は、夜ではなく朝に行いましょう。激しい運動は交感神経を刺激して、副交感神経を鈍らせてしまいます。
軽いストレッチは、リラックスするために効果的です。
(2)「眠れない、眠れない」と精神的に追い打ちをかけない
寝付けないと、翌日の仕事に影響が出るのがイヤで気ばかり焦りがち。余計に睡眠の妨げになってしまいます。
焦燥感を破る方法として、静かなピアノ曲を聴いてリラックスすることをお勧めします(筆者は、エリック・サティの『ジムノペティ』がテキメンです)。盛り上がりがなく、静かな曲がベストです。
(3)夜の食事量を抑える
夜は眠るために必要なエネルギーを摂取する程度の食事量にしましょう。脂っこい食べ物をさけ、消化の良いものにします。
(4)お風呂に入る
これは言わずもがなですが、遅くまで仕事をして、「お風呂はいいや」という事態は避けましょう。
一度、お風呂で体温を上げ、お風呂から出て体温が下がると眠くなります。そのときに素早くお布団に入ること。
お風呂の温度は、熱すぎないように気をつけましょう。
(5)目が覚めたら朝日を浴びる
目覚めたら、すぐに朝日を浴びましょう。日光を前身に浴びることで覚醒ホルモンが分泌されます。
いかがでしたか。
くれぐれも、夜にコーヒーなどのカフェインを摂取しないように注意してくださいね。
夜の過ごし方を変え、睡眠の質を高めることができると、筋肉の若返りも図れますよ。
【参考文献】
・『下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」』中野ジェームズ修一・著
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●ライター/渦マキ(フリーライター)