苦手は克服できる? 子どもが“理科好き”になる自由研究のテーマ4選
2015年8月5日 | よみもの苦手は克服できる? 子どもが“理科好き”になる自由研究のテーマ4選

【ママからのご相談】
小学5年生の娘のママです。毎年夏休みになると、子どもの自由研究のテーマに悩んでしまいます。娘は理科に苦手意識がありますが、せっかくの機会なので、理科を好きになってもらえるような内容にしたいです。おすすめのテーマがあれば教えてください。
子どもの理科への興味関心を高める自由研究を4つ紹介します。
ご相談ありがとうございます、塾講師兼教育ライターの福嶺美優と申します。
自由研究は、テーマが自由というだけあって悩んでしまいますよね。そこで今回は、子どもの理科への興味関心を高める自由研究の実験キットを4つご紹介します。

子どもの理科への関心を高める自由研究4選
(1)ソーラーカー
地球に優しいクリーンエネルギーが注目されている今、ソーラーパネルは身近なものになりつつあります。太陽光エネルギーが電気エネルギーになるというのは、知識で知ってはいてもイメージするのはなかなか難しいもの。
ソーラーカーキットを通じて、エネルギーの知識だけでなく、地球環境やエコに対しての知識も深めることができます。
(2)ペットボトルロケット
ペットボトルロケットでは、物理の放物運動を学習することができます。角度を変えて発射すると、飛距離はどのように変化するのか、何度も繰り返し実験・観察することにより、放物運動への理解を深めることができます。
ペットボトルロケットはよく飛ぶので、人のいない広い場所で飛ばすようにしましょう。
(3)炎色反応実験
さまざまな色で織りなす花火は、炎色反応を利用しています。花火の中にある火薬には、炎色反応を起こす金属が含まれており、その使い分けで違う色を出しています。
その花火でも用いられる炎色反応を、さまざまな金属を燃やす実験により観察することができます。お子様の化学への興味関心が深まるのではないでしょうか。
(4)電気回路実験
電気回路実験では、電気がプラス極からマイナス極に流れる性質や、直列回路と並列回路で違いが生まれる性質を学ぶことができます。接続プラグを差し替えたり、回路を並列や直列に配置し直したりして、どのような違いが生まれるのかを観察してみましょう。
電気回路の実験が問題に出てくると、つまずいてしまうお子様も多いもの。実際に実験・観察することによって、苦手意識をなくすことができるかもしれません。
いかがでしたか?
自由研究でお子様の、理科への興味関心を高めることができます。さまざまなキットが売られているので、ぜひ参考にしてみてください。
【参考リンク】
・ペットボトルロケットの作り方 | 日の出小学校お父さんの会
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●ライター/福嶺美優(現役塾講師)
●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)