営業職はもうムリ? ママになる女性が考えるべき“働き方”とは
2015年7月20日 | よみもの営業職はもうムリ? ママになる女性が考えるべき“働き方”とは

【ママからのご相談】
31歳、営業職で12月に出産予定です。1~2年前から、外回りの営業が体力的にツラいと感じるようになりました。営業は好きなのですが、出産後に復職して体力が持つか不安です。私の会社には、出産後も営業で働いている人はほとんどいません。やはり仕事を変える方が良いでしょうか?
30代前半で、“子育てしながら続けられる仕事”を見つけよう!
女性は20代後半以降、働き方を変えるタイミングがたくさん出てきます。外回りの営業職は、営業力だけでなく体力勝負な側面もあり、大変なお仕事ですよね。
職場に何人かママになっても働いている方がいるそうですが、そのまま営業職を続けていますか? もし別の職種に変わっているようなら、育児との両立が困難だと感じたのかもしれません。

女性が仕事を変えるタイミングとは
さて、女性が“仕事を変えるタイミング”について考えてみたいと思います。職場も役職も職種も変えずに、育児と両立する女性もいますが、多くは“家庭・育児を優先”できる働き方に変えています。
女性は、次のようなタイミングで働き方を変えていますね。
(1)結婚を目前に、9〜17時で勤務できる職場に転職
(2)妊娠を目指し、ママが働きやすい職場に転職
(3)出産後、今までの職場では働きにくいと感じ、ワーキングマザーが多い職場に転職
(4)介護をすることになり、時間の自由がきく仕事に転職
さまざまなパターンがありますが、(2)(3)(4)のタイミングでパートやアルバイト勤務に変更される方も多いでしょう。
ご相談者さんの場合は、(3)になる可能性を懸念されていますね。以下の点から、今の働き方のままだと、家庭と仕事の両立が困難になる確率が高いでしょう。
・妊娠前から、体力的なツラさを感じている
・職場で営業職ワーキングマザーの実績が少ない
そこで私からのご提案は、「35歳までに、子育てをしながら続けられるお仕事を探す」ということ。もう出産真近とのことので、すぐに転職することを考えるのでなく、「出産後にしばらく勤めた後に転職」という考え方は甘いでしょうか? 転職市場では、「35歳までの方が転職しやすい」と言われています。
“マザーズハローワーク”でお仕事を探すのも良いでしょう
“マザーズハローワーク”では、子育て中の女性が働きやすい、以下のような制度がある職場を紹介しています。
・子育てを支援する制度がある
・日中の時間帯のパートタイム
・企業内に保育施設がある
・残業がない、もしくは少ない
・フレックスタイム制で、勤務時間に融通が効く
・子育て中の人に対して、事業主の理解がある
周りの環境をしっかり分析して働き方を決めよう
ただ、家事と保育園送迎のほとんどを毎日やってくれる人がいれば別。ご相談者様が仕事に撤することができるなら、そのまま今までと同じように働けるかもしれません。
また、外回り営業職で、「オフィスに毎日行かずに、外回りに直行直帰できる」「残業なしでもOK」「週に1~2日は在宅ワークもOK」という制度があれば、事務職よりも働きやすい可能性もあります。外回り先を効率的にまとめれば、時間の融通が利いて自由になる可能性が高いからです。
ご相談者様の周りにある環境(助けてくれる人、保育園の状況、職場の理解)をしっかり分析して、新しい働き方を考えてみてはいかがでしょうか?
今までの経験を生かした、新しい働き方が見付かるといいですね!
【参考リンク】
・子育て中の仕事探しは“マザーズ”で | 厚生労働省(PDF)
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