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過保護とサポートは別!? 子どもの自立心を育てる方法まとめ

過保護とサポートは別!? 子どもの自立心を育てる方法まとめ

子育てをしていると、「早くしなさい!」と子どもを叱ってしまうシーンが少なくないのではないでしょうか。子どもがなかなか起きない、勉強をしない、部屋を片付けない……など、自分のことなのだから自分から行動するようになってほしいと感じることはたくさんあると思います。

「親に言われたらやればいい」なんていつまでも甘えた態度でいられては困ります。ですが、言わなければなかなか動かない子どもに歯がゆい思いをされているパパママは多いでしょう。そこで、“子どもの自立心を育てる方法”をまとめてみました。

(作成:パピマミ編集部・福田)


こんな行動が子どもの自立心を奪います

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親の価値観を押し付ける

子どもよりも親の方が人生経験が豊富とはいえ、どんな時も親が絶対に正しいとは限りません。そもそも、絶対的な「正しさ」とは何か……を考えると、国や環境によって180度変わってしまう、その「正しさ」という概念すらも幻想かもしれないのです。

子どもの気持ちを無視して一方的に親の価値観を押し付けることは、「あなたも私と同じ判断基準を持ち、同じものを大事だと思い、正しいと思いなさい」というメッセージを送っているのと同じです。それでは、子どもの自立心までも奪ってしまいます。

出典:思春期の子供が心を閉ざす“親のダメ対応”4つ

子どものためを思って“正しいこと”を言っているつもりでも、親の価値観に基づいた意見に過ぎません。それに気づかずに子どもに押し付けてしまうと、自立心を育てるどころか自分の価値観を持てない人間になってしまいます。

過保護にならないように気をつけましょう

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子どもの仕事をとりあげない

『自分のことに責任を持つ子どもに育てるには、子どもの仕事をとりあげないことです。子どもが自分でやることを何でも親がやってしまうと、子どもは「なんでも親がやってくれるんだ」と思い、自分ですることを放棄してしまいます。例えば、学校の用意を親がしてあげていると、子どもは忘れ物をしても親のせいなのでまったく気にしません』

また、朝、親が子どもを起こしていると、寝坊した時は親のせいにします。自分で責任を持つようにするならば、学校の用意は子どもが自分でする、朝は自分で起きる、というように子ども自身にやらせてみることが大事です。

パパママが頑張りすぎない

子どものために親が頑張ることも大事ですが、頑張りすぎると子どもが疲れてしまうこともあります。

例えば、子どもにはいい学校に入ってもらいたいと思い、毎日勉強のサポートをするとします。子どもにはうるさく言わないにしても、子ども以上に親が頑張っていると、子どもにやる気がないときはどうしてもしんどくなってしまいます。

出典:過保護をやめて自立した子供に育てるコツ3つ

わが子が心配で、つい先回りして手を出したくなる気持ちはわかりますが、ガマンしましょう。子どもがすべきことは、子どものもの。仮に子どもがやらずに失敗しても、それが貴重な学びになります。

子どもが自分から行動するようになる3STEP

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(1)お手本を見せる

最初の段階は、“お手本を見せる”です。宿題にしてもお手伝いにしても、どうやってやるのかを子どもに見せないと、できるようにはなりません。どのようにやるのか、注意しなくてはいけない点はどこなのかを話しながら、親がお手本を見せましょう。

怒ったり、嫌な雰囲気を出さないで楽しそうに言ったり、話したりすることがポイントです。

(2)一緒にやってみる

次の段階は、“一緒にやってみる”です。問題を解くときに一緒に解いてみる、お手伝いのやり方を教え、時に手を貸しながら実際に関わらせてみるということが大事な段階です。見せるだけでこの“一緒にやってみる”の段階をさせずに、「○○しなさい!」と指示してしまうことが多々ありますが、これではやり方がうろ覚えで、しっかりできないのが現状なんです。年齢が低ければ低いほど、この段階が重要となってきます。

できたら、すかさずほめてあげましょう。ほめることで、大変なものの中から楽しさややりがいを見いだすことができるようになります。ここは、1度や2度でなく、3度4度と繰り返すと次の段階にステップアップしたときに戻ることなく、できるようになります。

(3)様子を見ながら1人でさせてみる

数回一緒にしていくと、お子さんの方から、「もう1人でできるよ」という声が挙がってくることでしょう。そうなったら1人でさせるチャンスです。「お母さんは手を貸さないよ。その代わり見るだけね」と様子を見てあげることが必要になります。

そして、ちゃんとできたらほめてあげましょう。ここが“やる気を起こさせるため”と“自己評価を高くするため”に大切なカギとなります。ここがうまくいけば、後は1人でできるようになりますから、相談者様にとってストレスフリーになれるはずです。

出典:“宿題しなさい”は禁句? 自発的に行動できる子どもの育て方

自立心を育てたいからといって、できるようになる前に突き放してしまっては子どもが困惑してしまいます。お手本を見せて、できるまでサポートしてあげましょう。親が見守ってくれている安心感も、子どもの支えになります。

子供の自立心を高める声かけを意識してみましょう

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「どちらにする?」

選択話法という手法を使い、選択肢を提示して子どもに選ばせる方法です。たとえば、

「今日は国語と算数のどちらを勉強するの?」
「勉強は夕食前にするの? それとも夕食を食べてからにする?」

などと問いかけることで、どちらかを自主的に選べるようにするのです。「宿題をするのか」という問いかけは、答えが、「やる」あるいは、「やらない」です。この選択だと、「やらない」を選択したくなるのは自然ですね。具体的な選択肢を提示して問いかけることで、「やらない」という選択肢を選ぶことができなくなります。

「やらなくてもいいよ」

「しなさい」と言うから、反発します。やりたくないと思うのです。それならば、あえて、「しなくていい」と言ってしまいましょう。今まで散々、「勉強しなさい」と言われている子どもは、ある意味、やれと言われるのが心地よかったり、言われるのを待っていたりもします。自分から自発的にやるのは、ある意味勇気のいること。言われてからやるほうが、心理的にはラクなのです。勉強しない子どもでも、勉強の必要性はわかっています。

いきなり突き放されると、子どもは考えざるをえません。

「自分で決めていいんだよ」

勉強については自分で決めるように、さらに突き放します。突き放す言い方をしては、やらない方を選択するのではと心配かもしれませんが、こう言われた子どもは、自分なりに一生懸命考えるようになります。「勉強しなさい」と言われている子どもは、ある意味、大人に甘えています。小学校高学年くらいの子なら、物事の善悪の判断くらいはできますので、勉強について考えて、何かしらの結論を出すことができます。

出典:心理学を応用! 子どもに自発的な勉強をさせるフレーズ3つ

子どもが勉強をしないときに、「勉強しなさい!」と言っても反発を生んでしまいます。子ども自身がやらなければならないことですから、自分で判断する権利を与えてあげましょう。

子どもが『レジリエンス』を伸ばせるように見守りましょう

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心が強い=前向きに不安に立ち向かいこなしてゆく力

レジリエンスとは、簡単に言うと“逆境に負けない心”のことです。人生において、越えなければならない壁は必ず登場します。親が子どもの前を歩いて、障害物を取り除き続けることはできません。

そのためにも、親が一番子どもに教えなければならないことは実は知能を伸ばすことではなく、生きる力、レジリエンスを身に付けさせてあげることなのではないかと、私は思います。

自分を客観視でき、前向きに考えられる人は強い!

レジリエンスを伸ばすために必要なことは、5つあります。

(1)感情のコントロール
(2)自尊感情
(3)自己効力感
(4)楽観性
(5)人間関係

ひとつめは、状況に一喜一憂しすぎない“感情のコントロール力”。それから、自分を卑下しすぎたり、過小評価しすぎたりしない“自尊感情”。自分が成長していると実感できる“自己効力感”。そして、失敗してもいつかは成功すると考えられる“楽観性”、最後に“人間関係”が重要だと言われています。

逆境は最大のチャンス! 子どもを信じて見守ってあげて

まずは親として、規則正しいリズムのある生活をさせてあげることが大前提。ただし、スケジュールを管理しすぎるのはNGです。脳への栄養や休息が足りなければ、正常な働きは期待できません。大人でも疲れきっているときは判断力が落ち、悲観的になりがちなのです。子どもであればなおさらでしょう。

次に、目標を決めて一歩一歩進む達成感を経験させ、努力を褒めることも大切です。たとえ失敗しても、努力は無駄にはなりません。努力した経験が別の機会で生きることもありますし、失敗した経験があるからこそ、成功が輝きます。その経験の積み重ねこそが、折れない心を育てるのです。

出典:子供の心を強くする“レジリエンス”が身につく方法

手がかかると思っていた子どもも、いつかは自立していきます。そのときに武器になるのが『レジリエンス』です。短期的には失敗を経験することもあるかもしれませんが、長期的な成長を見据え、信じて見守りましょう。


よほど小さいお子さんでなければ、実は自分ですべきことを理解していることが多いです。また、本来的に自分のことは自分でできる力を持っています。親が、「できると信じている」という落ち着いた姿勢を示すことで、子どもはその期待に応えるために行動するようになるのではないでしょうか。

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