古本に何かいる!? 紙を食べる虫「シミ」が発生する原因と撃退法
2015年6月29日 |Warning: Attempt to read property "name" on null in /home/newpapimami/papimami.jp/public_html/wp-content/themes/papimami/single.php on line 48
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古本に何かいる!? 紙を食べる虫「シミ」が発生する原因と撃退法

【女性からのご相談】
最近、古書店に行くのが趣味になっています。買った古本を読んでいると、白っぽい芋虫のような小さな虫がついていました。この虫は何という虫なのでしょうか。人体に害はありますか?
> 紙魚(シミ)が発生する原因と被害(P1)
> 初めて紙魚(シミ)を見た人たちの声(P2)
> 紙魚(シミ)の駆除方法4つ(P2)
> 紙魚(シミ)を発生させないための対策4つ(P3)
> まとめ(P3)
ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。
古い本を開くと、小さな虫が住み着いていることがあります。これは、“シミ”と呼ばれる体長8mm〜10mm程度の小さい虫です。
シミは漢字では“紙魚”と書きますが、害虫駆除業者の話によると、紙を好んで食べることと外見が鱗をまとったように見えることに由来しているそうです。
今回は、この紙魚が発生する原因や対処法などについてご紹介します。
本を食べる代表的な虫の種類3つ
本を食べる虫には、いくつか種類がいます。以下では本を食べる代表的な虫をご紹介します。
(1)紙魚(シミ)
“本を食べる虫”ということでは一番有名な虫かもしれません。体長は1cmほどで寿命は7〜8年だと言われています。
魚のようにくねりながら走るため、“紙魚”という名前を与えられたそうです。屋内では主に紙や乾物などをエサにして繁殖しますが、野外でも樹皮の下やアリの巣などに生息しています。
人家では主にホコリが多く湿度の高い場所を好み、物に隠れられるスペースが多いゴチャゴチャした部屋にもよく発生します。
上でも述べている通り、紙魚は人間に害を及ぼすことはありませんが、絶食状態でも1年生存することができるタフさを持っているため、油断するとすぐに繁殖してしまいます。
体色は半透明だったり黒かったりしますが、中には銀色のものもいます。紙魚の最大の特徴としては、おしりに3本の長い尾毛があることが挙げられます。
(2)死番虫(シバンムシ)
死番虫は食品や建材を食い荒らし害虫として有名ですが、本を食べる虫としても知られています。
死番虫はタバコの吸い殻を長期に渡って放置したり、開封したままのペットフードなどを放置したりすることで発生しやすいようです。
本の表面をかじる紙魚に対し、死番虫は穴を掘るようにして本をかじります。
人体に直接害はありませんが、死番虫の幼虫はハチのエサになるため、二次的にハチの発生を促すこともあります。
ちなみに、約3000年前のエジプトのミイラと一緒に出てきたことから、“死番虫”と名付けられたようです。
(3)茶立虫(チャタテムシ)
本を開いたときに、1〜2mmほどの大きさの虫を見かけたことはありませんか?
一見ダニのように見えますが、それは茶立虫(チャタテムシ)という虫です。
人体にはほとんど害のない虫だと言われていますが、ダニのエサになるため、二次的にダニの繁殖を引き起こす可能性があります。
また、茶立虫の死骸や糞などを吸い込むことで喘息などのアレルギーを発症する恐れもあります。
茶立虫は本の他にもフケやカビ、ホコリなどの主食としています。
紙魚(シミ)が発生する原因と被害

シミは、紙類(書籍・ダンボール)や乾燥した食品(パン粉や小麦粉)、衣類をエサとして好むため、それらが保管されている場所によく発生します。
夜行性で昼間は家屋内の隙間に潜んでいますが、夜になると活動するためにはい出てきます。
このように、家屋内にあるさまざまなものを食害するため害虫とみなされていますが、シミは毒を持たず、人を刺すことも病気の媒介をすることもしません。
そのため、人間の体に影響を与えるものではないとされています。この点では安心できますね。
→次ページでは、初めて紙魚(シミ)を見た人たちの声を見ていきましょう。